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大学生や社会人軟式野球選手に多い野球肩とその主要因

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ここ最近、週末等の休日に軟式野球をやっておられる一般社会人の皆様の中に「野球肩障害」を抱えられて、ご相談を頂く機会が多かったので、今日はその辺りに関連することを少しここで綴ってみたいと思います。

一般社会人の方々が野球肩におちいってしまう要因の中には、まず環境的な問題があると言っても過言ではないでしょう。例えば「土、日、祝日」に休日のあるサラリーマンの皆さんの場合、恐らくボールを握る機会が「休日だけ」という方々がほとんどではないかと思います。

こういった環境の中で野球をプレーされていて野球肩に陥ってしまった皆さんの肩の状態を診ると「○○○○の機能低下」が著しいことが伺えました。

このような状態の野球肩は「○○○機能」にも支障を来たしており、その為、○○法をまずご説明していかなければならないわけですが、なぜ「○○○○の機能低下」や「○○○機能」に支障が生じているのか?と云いますと、これは皆さんの野球活動のスケジュールにも一因があると言えるかもしれません。

昔、といっても私がファイターズのトレーナーとして入団してから間もなくの頃ですから、もう20年も前のお話しになります。

実はプロ野球選手の中にも、上記のような状態の野球肩に陥っていた選手が割りと多く、それもオフ期間が明けて間もない1月の自主トレーニング期間だとか、春季キャンプに入って1週間も経ないうちに肩に痛みを訴えているようなケースがよくみられたわけです。

しかしその後には、このようなケースの野球肩はかなり減少してきたと思うのですが、もちろんこれは「肩関節を適切な状態」に保つ為には、一体どのような形態で年間トレーニングを行いながら、またどのように投球練習を行っていけば、年間を通じて良い状態を維持できるのか?ということが、過去の結果とその後に蓄積されてきた情報を比較検討することによって、改善策が徐々に見出されていったからだったのではないかと思います。

そういった面からすると、同じ野球というスポーツを行っている以上「これだけはプロもアマチュアも同じように積み上げていかなくてはならない」といったものがあって、これは特に軟式野球をプレーされている大学生や一般社会人の方々の野球肩を診させていただきながら感じてきたもので「明らかにその主要因には同じような共通点がある」と私は実感してきたのです。

おそらく野球肩によって横浜・多宝堂へおこし頂いてきた軟式野球をプレーしておられる大学生や一般社会人の皆さんの中には、施療の際に何度かお話しさせて頂いたと思いますが「肩関節の○○○○」というのは簡単に言ってしまえば「関節を意のままに○○○○いない」ということです。

たとえばサッカー選手の股関節痛を例に取れば、ボールを蹴る動作というのは、足をまず「後ろへ引く動作」があって、そこから「前へと足を振り出す動作」によってボールを蹴っています。しかしもし股関節に痛みを感じていれば、勢いよくボールを蹴りだすことは出来ないでしょう。

野球選手の肩関節痛もそれと同じで、ボールを投げる為には「テイクバック期」に始まり、そこから「トップ」⇒「加速期」⇒「リリース期」⇒「フォロースルー期」といった一連の動作が繋がって勢いよくボールが投げられるわけですから、その何れかの時期に肩に痛みを感じれば、勢いよくボールを投げることはできません。

もちろん股関節であっても肩関節であっても、「関節面や関節周囲の筋部」を損傷してしまえば、なかには外科的な手術が必要なケースが出てくるかもしれませんが、そうであればスポーツ整形外科でレントゲン検査やMRI検査を受けてみれば容易に診断が出てくるはずです。

ところがその前段階であれば、それほど酷い状態では無いと診断を受けるので、ある程度のレベルではプレーすることも可能なわけです。しかしそのままの肩の状態でプレーを続けていくと本来であれば酷い状態に陥ってしまう可能性も出てくるはずです。しかし反対にあまり酷くならないのは、皆さんの肩が○○○を主要因として痛みが出ていて「強い投球が出来ない」が故にそうならないわけです。

端的に云えば、それは「全身的な○○○が○○されている状態」があって、いくら肩の強化トレーニングやリハビリ・メニューを一生懸命にこなし励んでいても、肩関節を動かしている「ある筋肉」が○○○によって「全力投球できるような元の状態へと戻っていかないから」ということなのです。

なぜ「○○○に○○○がおこるのか?」というと、一つには○○的な○○の問題があると私は考えているのですが、実はこのような状態というのは「プロ野球のピッチャー」にも相当数認められてきたものだったからです。

たとえばプロ野球のピッチャーの中には、肩を痛めた為に手術を余儀なくされるケースもあって、完全復帰を目指して手術後には一生懸命リハビリを行っていくわけです。

しかしある一定の期間、手術した肩関節を動かす為の○○○が完全に戻ってこないと、元のような全力投球が出来なくなってしまうピッチャーもいて、それは○○○といった身体的現象が稀に認められるからだったのです。

機能的な問題と器質的な問題というのは、実は紙一重の差で起こっており、非常に関連性が高いと感じるのは実はこのような理由からだったわけです。

以前、ある一般社会人の軟式野球投手でプレーされている方の肘関節の手術後におけるリハビリ期間中にご相談を頂いたケースがあり、通常、手術後にはある一定の期間「患部を○○」しますから、それによって肘関節は「少し○○」を認めます。いわばそれは一時的に関節が「完全には○○ない・○○○ない状態」になるわけです。

その際、○○治療や○○○○○等の○○療法をリハビリと共に併行して行っていくと、「○○○の回復する期間が短くなる」ので、とうぜん肘関節の○○○が元の正常な状態へと戻っていきますから、医師の指示通りに投球再開時期を迎えることが可能になってくるわけです。

もちろん先に述べたような肩関節周囲の○○に関連する○○の問題もあるのですが、○○治療や○○○○○等の○○的な刺激が○○○を改善させながら、併行して病院におけるリハビリを行うことによって、その効果を更に高めていく一助になってくるわけですが、もちろんこれはプロ野球選手に限らず、大学生や一般社会人の軟式野球選手の皆さんにおいても等しく同じとなります。

「強化トレーニングをやってもリハビリをやっても肩や肘が良くならない、治らない」といった場合には、実は○○○の問題が潜んでいることも多く、そこを改善していかなければ、いくらリハビリを行っても痛みの改善に結びつかないのは当然ですから、その上でも施療を行う真の意味がある・・・そういうことになるでしょう。

野球肩における術後リハビリや一般的な肩の強化トレーニングで痛みに対する改善効果が出ていない場合には、是非その要因が何処にあるのか?をもう一度考えてみて欲しいと思います。必ず○○○のような問題が根底にあるのではないか?そう私は常々感じています。

あえて今回は文章の中に○○○等を散りばめましたが、是非そこに当てはまる言葉を皆さんにもここで少し考えて頂きながら、様々なケースにおける野球肩の改善方法や予防対策について今後も議論されていくことを願っています。これからも更に様々な野球肩障害を診させて頂きながら、これらの○○○の部分の原因というものがいずれハッキリしてきましたら、そのときにもう一度ここで綴っていこうと思っています。

今日は軟式野球選手の中でも、週末や休日を利用してプレーしている皆さんの野球肩を中心に問題提起してみましたが、如何だったでしょうか?

ご相談を頂きました皆さんには本当に感謝しております。皆様のより良いスポーツ・ライフに少しでも貢献できるよう、今後とも私も一緒に汗をかきながら頑張っていこうと思っております。(by 院長)

*尚、○○○等に関しては「自律神経系と○○○○トレーニング」や「筋○○の分類」等から問題提起されるものであり、経験則による個人的見解に関連した事項なので敢えて今回は○○○表記とさせていただきました。