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Acoustic Guitar Freak Vol.2 

昨日は朝から数ある中の名機(Acoustic Guitar)を持って、ご近所のYさんとお連れ様が施療に訪れてくれました。

今回のタイプは「oo(ダブル・オー」タイプのGUITARで、アメリカの某Martin Guitarリペアマンがハンドクラフトでオリジナル製作されたものだそうです。いや・・・こりゃ凄い代物です。発注をかけてから1年かかってようやく手元に届いたそうですが、それまで使用していたギターを2台ほど手放して購入されたそうですから、その価格もさることながら大切にされているのは当然でしょうね。Yさんがこのギターを愛しておられるのが一目瞭然で解りました。

Type00

このタイプのギターはMartin Guitarの歴史の中でも主に1920年代頃に製作されていたものなんですが、グランドコンサートの12フレットタイプのギターは私自身もあまり弾いた事が無かったので、一体どんな音色なのか興味津々でした。以前、加藤登紀子さんがテレビなどで良く弾き語りされてましたが、フォークミュージックの世界でも渋い感じの方々が主に使用していますよね。

この大切なギターを施療前に(笑)早速弾かせていただいてみると、まず「その音量」に驚かされました。細長くてそれほど厚さも無いボディーなのに鳴りが凄い。それから各弦の独特な音質がこれまた素晴らしい。特に6弦の低音と1,2、3弦のバランスや、和音の味、それと高フレットに行くほど、その音量や音質が際立っているんですね。

とにかく今まで弾いてきたギターには無い感じのフィーリングです。ネックはVシェープで運指もほど良く運びやすく、演奏性についても文句なしです。ただ5フレット以降になると、やや幅広感が出てくるため、親指で6弦を抑えるグリップでは、やや辛いのかな・・・と思えるくらいで、とにかく小粋なボディーでサウンドも独特なふくよかさがあり、ギターの中でも女性的な雰囲気のあるゴージャスで素敵なGuitarでした。オーソドックスなD-45も素晴らしいギターですが、こういったオールド・ヴィンテージ・タイプのお洒落な感じのギターも、爪弾いていて楽しいですし旅行に行くときに一緒に持っていきたくなる感じがしますね。

私自身が以前使用していたMartin Guitarは「D-18」というタイプのものと、「000-16」という割と安価なタイプのギターだったんですが、ボディータイプの違いや木材の違いなどから、それぞれ出てくるサウンドにも違いがあって弾く人の好みというのもギターを選ぶ際の大切なポイントでもあります。ただし値段の高いギターというのは、それなりに木材の選択から厳選して行われていますし、それだけの時間をじっくりかけて製作されていますね。特に生産ラインには無いタイプのものというのは入手が困難ですから、Yさんのようにオリジナル製作して貰う人も多いんですね。そういうギターを買うのはやっぱりマニアになってしまうのかもしれませんが、それこそ「車」を買うか「ギター」を買うか?(笑)の選択になるくらいの出費は覚悟しなければならないわけで、当然 贅沢なお買い物になるわけですから今の私にとってはそれこそ高嶺の花ですねぇ・・(苦笑)。でもクライアントさんの大切にされている素敵なGuitarをこうして弾かせて頂けて今日も元気を頂きました。

施療後には二人で簡単なブルースを弾いてみたんですが、是非いつの日かセッションしてみたいですね。昨日は大切なギターを弾かせて頂きまして、Yさん ありがとうございました!次回も楽しみにしております(施療そっちのけにならないように気をつけますね・・笑)

それから以前、野球肘傷害でご相談をお受けしたことのある中学生(もう高校生になったのかな?)のお子さんから午後から直接連絡が入り、明日のご予約を頂きました。

6月は学生さん達もこれから夏の大会があったりして練習も毎日大変なんじゃないかと思います。是非 全身的なコンディショニングの一環として、また大切な肩や肘などの各関節チェックを兼ねて、まず故障しないように普段から体の手入れをしながらスポーツ活動を続ける事は本当に大切な事です。

私も是非高校球児の皆さんの応援をさせて頂こうと思っております。

それから先日、ママさんバレーのご指導をされている監督さんからのご紹介を頂きまして、施療に訪れて下さったTさんは「元社会人バレー」で活躍されていた大阪出身の方なんですが、「地元を離れて初めは淋しくて大阪に帰りたくて仕方が無かったけど、こちらの地域でバレーの仲間が大勢出来たので、今は本当に楽しい日々を過ごしています。」そう仰っておりました。

確かに旦那様のご転勤などで地元を離れる方々も多いと思いますし、ここ都筑区にはそういった方々も多いんでしょうね。スポーツの果たす役割の中には、そのスポーツを楽しむ同志の絆みたいなものもあって、それが生きがいに繋がったり、孤独な世界から解放されるものなのかも知れませんよね。まぁ週に何度か練習があったり、大会試合などが続いて、日頃の仕事や家事が重なって大変な事も多いと思うんですが、その大変さも楽しみに変えていけるのがスポーツの存在では無いかと私は思います。

何よりも若々しさを保つためにも、スポーツを続けて汗を日々かくというのは最高に良い事では無いかと思います。ただし疲労が溜まりすぎて、仕事もスポーツも楽しめなくなってしまったら、元も子もないので、そんなときには是非 疲れた体を一度リセットに来てください。

Tさんがお帰りになる際に「先生 こんなに一杯治療して貰って、こんなに安くていいんですか?」と、驚いておられましたが、これでも当初より経費が高騰して500円値上げさせて頂いたんですから、私自身も精一杯施療させて頂くのは当然なんです。とにかく楽になって頂くために、一日の施療数は抑えてでも、一人一人の方々に笑顔で帰って頂きたい・・・それが現在の日々の施療に対する心構えにもなってるんです。

開院当初からずっと通って下さってくれたクライアントさん達やこうして新たに来て下さったクライアントさん達が笑顔でいらっしゃるからこそ治療院がここに存在できるんです。その事を私も忘れず日々の施療に向っていこうと思います。皆さん どうぞ宜しくお願い致します。