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育児期のお母さん達に多い、身体的な痛みや骨盤の歪み

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ここ横浜・多宝堂には小さなお子さんを育てているお母さん達が施療を受けに訪れることがあります。

そのお母さん達が訴えておられてきた多くのご相談の中には「肩こりを伴う肩関節の痛み」や「片側(右か左のどちらか一方)の背中から腰にかけての痛み」、それから「膝関節や足首の痛み」がありました。

横浜・多宝堂では施療を開始する前に、患者さんに記入して頂くカルテがありますので、現在、身体のどの部位に痛みを自覚しているのかをカルテの人体図に記入していくことになります。

それから結婚以前の学生時代などにスポーツ活動(クラブ活動)等によって、既往歴が無いかも確認しているのですが、それらとの関連性が無い場合には、育児期特有の身体的不調を抱いているのではないか?というものが多くの育児期のお母さん達の主訴から導き出され確認されているのです。

小さなお子さんを育てている真っ最中のお母さん達は、まず一人目のお子さんを育てており、そのお子さんが4、5歳になっている頃には、その後に第二子のお子さんをご出産されているケースも多いのですが、このような時期にあるお母さん達が一番身体的な不調を多く抱えている場合が多いようです。

これはまだ小学校に上がる前の4,5歳のお子さんと、その後に生まれた第二子のお子さんがまだ小さいので愚図ったりするので抱っこをしたりおんぶをしながらの生活状況がある場合には、それ相当の精神的・身体的負担が増しているからではないかと思います。

しかしこれは私達男性にはなかなか理解出来ない状況であり、多くの女性が経験してきた育児の登竜門であり、お母さんご自身の体力や忍耐力が試されてくるような「人生の中でお母さん達に一番身体の負担が増している大変な時期」であるとは言えないでしょうか。

その他にも育児期に限らず、家事一般を同時にやり遂げていかなければならない状況と小さなお子さんからはなかなか目が離すことが出来ない状況がある・・・という二重負荷によって、小さなお子さんを育てておられるお母さんには身体バランスを崩している方が沢山いらっしゃるのではないかと感じます。

以前もブログでお話したように、そういった状況の中、身体的な不調を抱きながらも、それらを「どのように解消したら良いのか解らない」というご意見もありましたし、「マッサージや整体、鍼治療などで疲れた身体をケアしたいと思うが、小さな子供や赤ちゃんがいる状況だと手が離せないので、好き勝手な時間には施療を受けに来れないから。」といったお話しも多く伺ってきました。

幸いにして旦那様が休日でそういった小さなお子さん達の面倒を見て頂けるような環境にあるお母さん達というのは、嬉々として施療を受けに訪れていらっしゃいますが、それでも「月に一回か若しくは二回が良いところです。」というのが現実なのです。

特にお母さん達の出産後の骨盤偏位(歪み)というのは「腰痛や肩関節痛、膝痛」等の一番の原因となっており、それは生活の一部となっている「お子さんの抱っこや授乳における横向き寝などから発生する身体バランスを崩す諸々の原因」であり、それらを改善していく為の施療を行っているとしても、根本的な状況が変えられない以上、月々の継続的な身体ケアや施療というものが、小さなお子さんを育てておられるお母さん達の身体的不調への一助であり「救い」になっているのでしょう。

育児期のお母さん達の不安や悩みの多くは、小さなお子さんをまず幼稚園や小学校に上げるまでの第一段階にまずあって、それはご自分のお子さんが体調をこじらせてしまって急を急ぐような緊急体勢に即応する為の「精神的な緊張感」を伴っている時期でもあります。

お子さんの身体の安全がまず第一にあり、自身の身体に意識を向ける事がなかなか出来ない状況がある・・・というのは、こういった日々の緊張感の連続にあるとは言えないでしょうか。

一日のうちの少しの時間だけであっても、そこに身体的バランスを取り戻す時間、ご自分の身体に対する労わりがあっても良いのではないか・・・それが施療を行う側からの意見でもありますが、それは支え支え合っている旦那様のご理解があってこそ・・・そう考えてみると、やはり夫婦というのは様々な形態で互いに理解を示しながら、助け助け合うという状況の中でこそ培われ色々なものが育まれていくのではないか・・そう考えるに至るのです。

子供達も・・・もちろん旦那様も・・・常に笑顔のある元気なお母さんの基で安心や元気を育まれていくものです。やっぱりお母さんは家族の中で「輝く太陽」であるべき大切な存在ですよね。

だからこそそんな子育て奮闘中のお母さん達をここで診させて頂いていると「また今日から大変だと思うけど、ここで元気を取り戻して、また家族の為に頑張って下さいね。」

私はそんな心で施療を行わせて頂いてきましたが、私の中では小さなお子さんを育てられているお母さん達に対する施療を「ご家族の太陽サポーター」として位置づけているのです。

施療が終わったのち、一息ついてお茶を飲んでおられるお母さん達の顔色が施療前よりも「輝いて見えるとき」にこそ、それがここ横浜・多宝堂で心温まる瞬間になっているのです。

どうしてもお子さんを見ていただく時間が無いので施療を受けられない・・・そんなお悩みを抱いているお母さん達は、是非早めにご連絡下さい。うちには息子である私と弟・妹の3人を育て上げ、今では孫が7人もいる「太陽の先達者である私の母」が治療院に待機していることもありますので(笑)、施療中は大切なお子さんをここ横浜・多宝堂でお預かりしながらご安心して施療を受けて頂くことも可能なんですから・・・(笑)

ということで・・・今日は「小さなお子さんを育てられているお母さん達」へのメッセージとしてブログを書かせて頂きました。最後まで読んで頂いている皆様、いつもありがとうございます。感謝しております。(by 院長)