5年ぶりのブログです・・・

Yokohamatahoudou1001




こんにちは 横浜多宝堂治療院の院長です。

治療院ブログを書き始めたのが2008年・・・その後、7年ほど綴ってきたブログを2015年頃から一時的にお休みしたのですが、その理由は色々あったものの、簡単にご説明すると「治療に専念する以外の時間があまり取れなくなってしまった。」というのが正直なところだったのです。

そこから早5年の月日を経てしまったのですが、もちろんその間も訪れていただいた皆様のご相談を日々お受けしながら全力で施療に打ち込んで参りました。

この世界に足を踏み入れるきっかけをいただいた私の師匠が83歳でこの8月お亡くなりになりました。東京目黒区自由が丘で「多宝堂」を開業されていた師匠に初めて私が治療を受けたのは中学二年生14歳の頃でした。

中学野球部で私は野球肘を患い、整形外科で治療を受けていてもなかなか状態が良くならず、この自由が丘・多宝堂の院長である師匠の治療を受けて完治に至った・・・という経験から、師匠と同じ職業を目指そうと志したのは私が高校二年生の時でした。

高校卒業と同時にプロ野球400勝投手である金田さんが経営されていた東京中目黒にあった34スポーツマッサージ倶楽部に在籍、苦学しながらの国家資格取得や施療技術習得も師匠の薫陶を受けながらの6年間でした。

その後、25歳の時にプロ野球日本ハムファイターズに専属トレーナーとして入団し選手達と共に勝負の世界で仕事をさせていただけたのも師匠の信頼と期待があったからだったと心から私は感謝しています。

41歳の時に「横浜・多宝堂治療院」という名称で開業させていただいたのは、師匠の意志を引き継ぎ多くの方々のために頑張っていこう・・といった自身に課した誓いのようなものでもありました。しかし70代まで元気なお姿で仕事をされてきた師匠にはまだまだ足元にも及ばないと思っておりますし、ここから更に自分自身を磨いていかなくてはならないなと反省しきりの日々です。

ここ横浜都筑区で治療院を開業してからこの9月で11年9カ月になりますが、開業当初から本当に沢山の皆様にご利用いただいて参りました。

ここへ訪れてくださった皆様が一日でも早く良くなるように・・・それだけを考えながら日々の施療に携わってきました。体調やケガを回復され、その後もご信頼をお寄せ下さり、何かあるごとにご相談をいただいたり、お知り合いにご紹介下さったりといった方々も沢山いらっしゃいました。

治療院に足を運んで下さった皆様には心より感謝しております。

皆様が健やかな毎日を送ってくださることを日々願いながら・・・亡くなられた師匠の志を受け継ぎ、横浜の「多宝堂」として今後も更に頑張って参りますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。


令和元年9月1日 横浜多宝堂治療院・院長

桜梅桃李の花咲く人生/人間の悩みと心の病と社会

人間には様々な悩みがあるものですね。個人的な問題、家族的な問題、地域的な問題、社会的な問題といった様々な局面において、人間はそれぞれに悩みを抱くこともあるでしょう。

それから仕事上においては職場の中で抱く人間関係や職務内容、就業内容について悩みを抱く人も多いであろうし、そこには自分が求めているものと周囲から求められているものとのギャップに頭を抱えてしまったり、そういった精神的な悩みが心の病となって身体的な異常を生む一つの原因となったりすることがあると思います。

現代社会には様々な矛盾もあるだろうし、どれだけ日本が平和を維持してきたからといっても、そこには大きな試練というものが存在するのではないかと思います。

たとえば社会福祉の充実したスウェーデンという国に目を向けてみれば、日本などはまだまだ社会福祉の面から言っても立ち遅れている・・・ということになるんですけれども、それじゃスウェーデンに住んでおられる人たちは皆んな悩みなどないのかというと、実はそうでも無いようなんですね。というのもスウェーデンがあれだけ社会福祉が充実しているにも関わらず、実は自殺を試みるような人達が非常に多いそうなんですね。

それが何故かというと「何の悩みも無しに老後が暮らせるという部分が私達日本人からすれば良い面だと思うはずであるのに、実は生きていくのに悩みが無いということになると、そこに生きがいを見出せなくなるような人達が出てきて、そういった人たちが自殺を試みている」ということなんだそうですね。

これは社会構造と人間というものを考えていく上で非常に重要な出来事であると私は感じてしまったんですね。何故なら何の悩みも無く生きていけるというものを目指して生きていくと、今度はそれが実現された場合には、そこに生きがいがなくなってしまう・・・ということであれば、人間が抱く「悩み」というのは一面では厄介なものであるけれども、またそれが完全に失われてしまっても、これもまた厄介である・・・ということになってくるからです。

そういう面から考えていくと人間が抱く悩みというものは、実はそれがあるからこそ人間は何とかそれを克服しようとして「生きなければならないんだ」という自覚を持つのかも知れませんし、その反対に悩みが無くなってしまうと「それでは生きがいを保てなくなる」ということを本質的に知っているからこそ、人間はどの局面においても何かに対して悩みを見い出しながらも、そこに人生に対する生きがいを保っていくような術を心得て今という時を「生きている」のではないか?という疑問も湧き上がってくるんですね。

例えば貧乏な生活をしていた人がいて、毎日の食費もままならないような人がたまたま3億円の宝くじを当ててしまったとします。

この人は今までさんざんお金に不自由して生活をしてきたけれど、賞金で貰った3億円を手にしてどのような生活を営んでいくいくのでしょうか。まず家を買って、車を買って、そして自分の欲しかったものをお金の許す限り買い続けるのでしょうか。それともしっかり頭の中で計算をして一生働かずに食べていけるように計画を立てながら、その3億円を糧に一生を過ごすのかもしれません。また3億円を元手にして商売を始めて、その商売によって自分のお金を10倍にして更に豊かな生活が出来るようにと果敢にチャレンジするかもしれません。

いずれにしてもどのような生活が待っていたとしても、その人が生きている間に、その3億円を使い切るか残すのか・・・というのは、その人の「生き方」によって変わっていくことだと思うんですね。

しかしその3億円を自分一人の為に使おうと何に使おうと誰も文句を言うわけではありませんし、自らの欲するままに生活を営み、誰に文句を言われなくとも、その人は3億円を使い切って生活を営む事が出来るはずです。実際、そういった体験をした人も世の中にはいるだろうし、それで一生を終えてしまえば、お金で苦労することはありませんから、お金に対する悩みは若しかしたらしなくて済むのかもしれないんですね。

ところがそのお金には全く手を触れず全部使わずにしておきながら、自分が死ぬ間際になって、若しくは遺言などを残して、自分の莫大な資産というものを寄付するような人達もこの世の中にはいるそうなんですね。

アクセクと働いている我々からすれば「なんてもったいないことを」と思うところでもありますが、お金に余裕のある人ほど、そのお金にはほとんど執着が無い・・・ということにもなってくる例え話になりますが、そのようにして私たちが日頃から抱く悩みの本質を考えていくと「執着」という人間の心の中で起きてくる本質的な問題が深く関わってくるようなお話ではないかと思うのです。

テレビでもよく放映されておりますが、小児ガンを罹ったお子さん達が病院のベッドの上にいても笑顔で親を励ましたり、周囲にいる人達に生きる勇気を振りまきながら、この世を去っていく・・・といったような勇敢な姿を目にすることがありますが、彼らのように何の理由もなく重大な病気を抱えたとしても、自分自身の短い一生を果敢に生き抜きながら闘病を続けている人達というものもおられます。

また出産を控えたお母さんがその直前にガンを患い、自分のお子さんを出産して間もなくしてから、この世を去った姿を目にしたこともありますが、そういった人間の姿をみたときに私達は寸分足りとも生きている時間というものを無駄にしてはならないのではないか?と自問自答させられるのであります。

それは恐らくそういった闘病の姿から現われている「生きている」ということの素晴らしさ、勇気の姿から感じる人間の本質的な悩みへの処遇というものが大切なのではないか?ということを深く感じさせられるからではないかと私は思うのです。

どのような局面にあって悩みを抱こうと、それは「生きている」からこそ生まれるものであり、その悩みという壁を乗り越えることによって、今よりも数段素晴らしい人生が自分自身の目前に存在する・・・ということを信じて前進していくというところにこそ、真の生きがいや喜びが存在するということを知っているのが人間なのではないかということになります。

そうでなければスウェーデンの国の人達が充実した社会福祉制度や社会保障制度によって何の苦労も無く生き永らえることのできる環境を国から整えられていることによって、反対に生きがいを見いだせなくなる・・・というような現象は起こらないのではないか・・・というのが一つの私の考え方に入ってくるのです。

お金という物質的な存在そのものによって人生を惑わされていくような人も中には出てくるし、その反対に先に挙げたようなお金に対して全く執着を持たないような人もいるということの本質的な姿の中から見出せるものとは何かと言えば、それは人間の生き方の中にどのような悩みを持って生きているのか?という「悩みの次元の違い」こそ、その人を端的に現わしているシンボルマーク=悩みというようなものになってくる・・・そういう側面を見出せるのではないかという考えに至ってくるわけであります。

今 世の中は大変不況の最中にあると言われているけれども、戦後間もない頃にまだ幼い少女だったという母から話を聞けば、どれだけ今の世の中が豊かなのか・・・ということが理解出来ます。大根の葉っぱを少ない白米の中に足して量を増やし、大勢の家族の中で皆で分けながら食べる・・・といった戦後の家庭の食卓の話を聞けば、私達はまだまだ恵まれた環境の中で暮らしていることになります。

そう考えてみると私達の生活の中で当たり前だった事柄が、どれだけ贅沢でどれだけ恵まれてきたのかという母の価値観の目で見れば、私達が今まで当たり前だと信じていたものが「物凄い贅沢」に映るということになってくるのでしょう。

そういった母からのお話を聞くにつれ、人間の悩みの次元そのものというのは、その人の生きてきた環境によって、如何様にも左右される類のものである・・・ということではないかと言えるわけです。だから今 私達の目前にある物や人、それから環境を「当たり前」という考え方を持つ前に、まず私達はそこに「感謝」というものを見いだす必要があるのではないかと考えるのです。

「今日は本当に儲かった。良かった良かった。」「今日は楽してお金が沢山入ってきて嬉しいなぁ。」そういう考えを抱きながら幸運だったと感じるならば、尚更、その恩返しのつもりで社会に貢献していかなければという思いを強めていくような生き方が出来るならば、きっとそのお金という物質的な側面の外側に、心の豊かな在り方、生き方が備わっていくのではないかと考えられなくはないでしょうか。それはその人その人各人の持つ価値観でもありますが、そういった考え方・処し方によっては、社会の中で感じていく心の痛みというものも、強ちただの痛みではなく、その痛みによって培われていくような心の強き姿に繋がっていきながら幸福な存在へと大きく進路を変え繋がっていくのではないかと思うのです。

いずれにせよ孤独な世界の中でただ一人悩みを抱き、心を痛めてしまう前に、親や兄弟、親友や友人・仲間、先輩や後輩、そういった人間の繋がりの中で共感を抱きながら、どのような悩みを持っていたとしても、その悩みがあるからこそ互いに信頼を抱きつつ、この人生というものを豊かに過ごしていく源泉となっていくことを垣間見るような気が致します。

そして良い面だと思う事も悪い面だと思う事も、裏を返してみればその正反対になるということもある・・・ということであり、二極化された価値観よりも、そのど真ん中を目指しながらより良く生きることに目を向ければこそ、そこに真に実利性のある価値を見いだすことができるのではないかと思うのですが、私はそのように考えたのです。

人間というのは十人十色、桜梅桃李ですものね、その中で悩みながら心の痛みを互いに持つのも又、人間であるが故なんでしょうね。多くの人達の「生きる勇気の姿」を垣間見せて頂きながら、私も私なりにそんな勇気の姿で施療を行っていきたいな・・・そんな風に想いを抱いているのです。

2015年夏・第97回全国高校野球選手権大会

Tys8528jhfg

いよいよ夏の甲子園大会が始まりますが、神奈川は東海大相模が優勝、そして昨日の抽選会で初戦は福島県代表・聖光学院に決まりました。神奈川代表として東海大相模には是非優勝して欲しいと願っています。応援してます。

また大会前から横浜多宝堂へとお越し下さっていた高校球児の皆さん、大変お疲れ様でした。様々な困難を乗り越えて、球場でいっぱい汗をかきながら頑張っている皆さんの勇姿に本当に励まされました。ありがとうございました。

また母校でトレーナー活動を続けているY君も本当にお疲れ様でした。選手達を裏側から支えることの厳しさを沢山感じてきたのではないかと思いますが、選手の皆さんもきっと大きな感謝の心を寄せてくれているのではないかと思います。どうぞこれからも精一杯仕事を続けながら、トレーナーとして頑張って下さい。もし何か困ったことがあれば、是非また相談に来て下さいね。

3年生の皆さんの中には高校野球を一つの区切りとされる方もいらっしゃるようですが、次なるステップへと向かわれる中で、今までの努力や試練というものが、きっとご自身の中で大きな価値を生みだしゆく源泉になっていくのではないかと思います。どうぞこれからも野球にかけてきた情熱を持ち続けながら、是非ご自身の夢を叶えていって欲しいと願っております。


大学生プロ・スカッシュプレーヤー小林僚生選手&Yツインズが訪れてくれました

Rkobayashi2015

7月24日(金)から行われるTAC Premier Classic オープン大会に出場予定の大学生プロ・スカッシュプレーヤー小林僚生選手が調整の為、横浜・多宝堂治療院に訪れてくれました。ありがとうございます。

アメリカでは個人選手権でベスト4入りを果たしたそうですが、今回行われるAC Premier Classicでは何と4連覇を目指している・・・ということで、すでに日本男子スカッシュ界のトップ・プレーヤーへと登りつめている小林さん。前回お会いしたときよりも身体が少し大きくなったような印象を受けましたが、それほどハードなウエイト・トレーニングは行っていないということでしたので、今までのスカッシュをプレーする中で培われてきた筋肉なんでしょうね。それだけ充実した選手生活をこれまで送られてきたんじゃないでしょうか。

小林選手は現在、アメリカ・ニューヨーク州ロチェスター大学に在籍されおりますが、勉学とスカッシュを両立させながら、日本の大会にもこうして出場されてるわけですから、本当に頭が下がります。本当に頑張ってますね。

是非今大会もすべての力を出し切って、4連覇が達成できるよう私も応援しております。ぜひ頑張って下さいね。


Ytwins2015_2


それから以前、川崎からお越し頂いておりましたYさん。現在は東京に引っ越しをされておりまして、わざわざ遠いところ施療を受けにお越し頂きました。

いつもお父さんと一緒に訪れてくれる双子ちゃん兄弟(私はYツインズと勝手に命名しておりますが・笑)はいつも元気溌剌で、治療室内は常に遊園地化してしまっておりますが・・(苦笑)

しかし子供らしい二人の姿を眺めていると、「子供というのは純真なんだなぁ~」という思いが湧いてきて心が洗われております。

あと数年で小学校に上がるそうですから、ぜひ野球少年となって逞しい姿をこれからも見せて欲しいなと願っております。今日は暑い中、ありがとうございました。。。





高校生スカッシュプレーヤーの園部大和選手が訪れてくれました

昨日は高校生スカッシュプレーヤーの園部大和選手が今週の土曜日から試合が始まる・・・ということでコンディション調整のため横浜・多宝堂治療院を訪れてくれました。ありがとうございました。

同じ高校生スカッシュプレーヤーの渡邉聡美選手から当治療院をご紹介いただいたということですが、渡邉聡美選手も園部大和選手も現在マレーシアの高校に留学しながら日本代表選手として世界でご活躍されており、日本の大会にも出場しながら腕を磨きあっていらっしゃるんですね。

「マレーシアで今何か流行ってることってあるんですか?」とご質問してみると、「わりとみんなサッカーを楽しんでいる人が多いですね。僕らもたまにフットサルをやったりしてるんです。」とのことでしたが、やはりマレーシアではサッカーの方が人気なんですね。

以前、テレビ番組でマレーシアの都市部の映像が流れていましたが、場所によってはとても街並みが綺麗で経済発展の様子が伺われましたし、物価も日本の約1/3程度なのでとても生活しやすいそうですよね。

「今日は本当に暑いよね。」と言うと、「マレーシアは一年中こんな感じですからね。」と園部選手。さすがに暑さにはもう慣れてます・・・といったご様子でした。

大阪ご出身なので関東の大会に出場するときは、神奈川県内のホテルに滞在しながら試合に出ているそうですから、毎日の食事が少し心配になりますが、高校生とは思えないほど精神的にも自立されておりセルフ・コントロールもしっかりできる人だと感じました。

それでは今大会を優勝で飾って欲しいと願っております。ぜひ頑張って下さい応援しております。ご紹介下さった渡邉選手にも感謝しております。ありがとうございました。。。(by院長)



squash blog/園部大和選手


 

プロ野球メディカル・トレーナーから地域の治療院・開業へ

239jsuwidhyu


私がメディカル・トレーナーとして日本ハムファイターズに入団したのは、年号が「平成」になってから僅か数年の頃です。

年齢で言えば専門学校を卒業してから2,3年を経たくらいの頃でしたので、まだまだ経験も浅く、多くの課題を抱えながらの毎日を過ごすこととなりました。

日本はバブル経済が崩壊し、長らく景気低迷を続けていく「入り口のような時期」だったこともあるのか、私が入団してから数年後には日本プロ野球界でも様々な変節がありました。

ドラフト制度やFA制度の問題、1リーグ制提起問題、球団売却など、様々なプロ野球界の問題や出来事を内側から見つめながら、私は裏方として仕事を続けていました。

その後、ファイターズが身売りされることも無く、最後まで同一球団で仕事を続けることが出来たことはもちろん幸運なことでしたが、何よりもチームが2006年に日本チャンピオンになったことは、私にとって最大の幸運だったのかもしれません。

何しろ入団当初は万年Bクラス、パリーグは西武ライオンズの黄金期でした。

私は数年間ファーム専属トレーナーから経験させていただき、名将・上田監督就任の際、1軍専属トレーナーに転属することとなります。

パ・リーグにはあの怪物・松坂投手が西武ライオンズに入団、オリックス・ブルーウェーブには首位打者イチローが。そして近鉄バファローズの野茂投手はメジャーへと移籍しました。また九州・福岡には世界の王さん率いるダイエー・ホークス(現在はオーナーが変わってソフトバンク・ホークスとなりましたが)には、秋山元監督や現・工藤監督といった名選手達も在籍しており、話題性には事欠かないくらい素晴らしい選手達がパリーグの野球を盛り上げていた時代です。

日本ハム・ファイターズは「ビッグバン打線」の呼び声も高く、試合前半に5点差が開いてしまっても、打線が爆発すればすぐに優位に立てるほど爆発力のある打線に成長。名球界入りした田中幸雄選手や小笠原道大選手を筆頭に、片岡選手、ウイルソン選手といった強打者揃いのファイターズはリーグ優勝戦線へと導かれつつありましたが、2度のチャンスを逃してしまいます。それは今から約20年前の1996年、1998年のお話です。

その間、今でも記憶に残っている出来事があります。それは打者への頭部デッドボール(死球)やピッチャー・ライナーが投手の顔面を直撃する・・・といったような危険な状況です。内野手の顔面にランナーがぶつかってしまい、内野手の片側の眼球だけが全く動かなくなってしまった・・・なんていう出来事もありましたが、とにかくそういったアクシデントの際に「トレーナーとして適切な対応を行う」ということは最も重要な任務ですから、そういった危険な状況のことだけは今でも鮮明に覚えているし、一生忘れないでしょうね。

トレーナーというのは常にチームに帯同しています。今日は福岡で試合、明日は神戸、そして5日後からは東京、その後は千葉、埼玉・・・と年間を通して120試合(現在は140試合以上)が組まれていますから、仕事以外に移動・移動の日々となります。新幹線、飛行機、大型バス、タクシー、地下鉄、また自宅からは自家用車を使って直接球場入りすることもありますが、そうやって様々な交通機関を使って移動を繰り返しています。

たとえば北海道の札幌ドームから神戸で滞在するホテルへと移動する場合には、まず札幌ドームから大型バスで千歳空港まで移動します。そして千歳空港から飛行機に乗って関西国際空港へ到着。関空から神戸のホテルへは再度大型バスで移動。その間、空港での待ち時間を含めれば約5時間程ですが、札幌ドームのデーゲームが終わって午後6時過ぎに球場を出発すると神戸のホテルへと到着する頃は午後11時過ぎです。

ですからそういった移動時間を含めれば、プロ野球選手達も関係者もシーズン中は拘束時間が非常に長くなるので、「自分の家族と一緒に生活する時間は短くなる」と、そういうことになるわけです。またシーズン中は連休などは全くありませんから、家族と一緒に旅行に出かけることなど到底出来ません。全部日帰りドライブです(笑)

長男がまだ2、3歳の頃のエピソードですが、仕事に出かける際に「また来てね。」と言われたこともあるのですが(苦笑)、それだけ自宅に居られなければ、子供から外部者として扱われても仕方が無いくらい、外で仕事をしていたわけですね。ですから反対に言えば、チームの選手達や関係者達は「大きな家族」のようなものでしたから、そういった面で言えば、酸いも甘いも全部が全部共有出来たのではないかと思うわけです。

そうやって思い出話をしても、今は地域の治療院の院長として仕事をしておりますので、随分と生活様相も変わりました。何しろ自宅に帰らない日はほとんど無くなり、朝御飯も晩御飯も家族と一緒に食べていますし、たまに旅行へと出かけることだってあります。

体の大きいプロ野球選手たちの怪我の治療やスポーツマッサージでケアを施すことも少なくなりましたが、今では小学生から大学生・社会人の野球選手の方々を治療したりケアする日々に変わりました。また地域のご高齢者が毎週治療院にやってきては、身近な生活の話題で盛り上がったり、ご家庭の主婦の皆さんからは育児中のお悩みもよく耳にすることとなりました。

また近くの公園で高校球児とキャッチボールをしては投球フォームの話をしたり、体幹トレーニングやランニングについてお話をすることもありますが、先日、知人から誘われて岸根公園でナイター草野球に参加させて貰い、ピッチャーで1イニングを登板して何点も失点してしまい非常に申し訳なく思っている次第なわけですが、そうやって自分で野球をプレーすることによって野球というスポーツの大変さや面白さを肌で実感することもあります。

多くの皆さんとのコミュニケーションの中で私自身のやってきた仕事は地域の中で根付くことが可能になったのだと思いますが、今後も様々な形で皆さんとの交流を築きながら、皆さんの幸せの為に仕事を続けられることが私自身の一番の望みです。

ここでは詳細は省かせていただきますが、今後の10年は野球選手達は元より地域の皆様、また遠方からお越し下さる皆さんにとっても、更に価値的な時間となるように・・・・そして私自身の大きな夢をここから更に実現させていくことが皆さんのお役に立っていくことだと強くそう信じて日々の仕事に汗を流しています。

なかなかブログ記事の更新もままならないことも多くなりましたが、ここへおこし下さった皆さんが毎日の生活を笑顔で過ごして下さること・・・それが私の大いなる望みとなっています。

今日はトレーナー時代から治療院開業後に至るまでのお話でしたが・・まだまだお話は尽きないので改めてまた機会があればここで何かお話をさせていただきたいと思っています。それでは。(by院長)

桜の開花とライダー再誕

Yhtd14041501

桜の開花も終わりまして、前回ブログを投稿してから既に2ヶ月半が経とうとしておりますが、皆さんはお花見には行かれましたでしょうか?

先々週まで毎週木曜日は3週連続で雨に祟られておりましたので、私は晴れた日にお花見に出かけることは出来なかったのですが、長女が母と一緒に目黒川の桜祭りへと出かけた際、撮影してきてくれたフォトを今回のブログ投稿では使わせて貰いました。綺麗でしょ?

長女は現在、都内の医科大学付属の某看護学校へと通いながら看護師を目指しておりますが、色々と大変なことも多いようですし、良い息抜きになったんじゃないかと思います。写真からそんな事を感じました。

それから最近、うちの治療院の玄関先には、3枚の桜の自信作!?が掲げられておりますけれども(笑)、あちらは私の母が撮影してきたお写真です。緑区の「こどもの国」で桜や鯉のぼりを撮影してきたそうなんですが、是非、治療院にお越しの際はご鑑賞下されば幸いです。宜しくお願いいたします。

しかし毎年思うことですが、桜はやっぱり綺麗ですね。心が洗われます。

お話は変わりまして・・・ここ3月中盤から4月前半にかけて、実はスポーツ障害系のご相談が非常に多かったのですが、春先に一番気をつけるべき事というのは、『冷え』なんですね。

『冷えを放置しておくと、自律神経系が狂いやすい』のは、皆さんも御存知だと思います。そして日中が暖かくても、朝や晩などに『寒いな・・・』と感じたならば、積極的に身体を温めるよう心がけて下さいね。

特にお仕事で夜遅くなってしまうような方々や学生さん達は新学期が始まり部活動等も活発になってくる時期になりますから、『疲労+冷え』によって、体調不良になったり、筋肉や関節の故障原因へと結びつきやすいと言えるでしょう。

今年の春先は日中と朝晩の気温差が10℃くらいになる日も多かったので、施術室のエアコンも暖房を入れたり切ったりしながらの毎日でしたし、お越しくださる皆さんも衣服を脱いだり着たりで体温をコントロールされていたご様子でした。

昨年は5月中から冷房を入れはじめていたくらい春先が暖かったことを考えると、今年はやや平常通りへと気候が戻ってきたのでしょうが、そうすると『春冷えしやすい』ということにもなりますから、やはり普段からの体温調節の鍵を握っている、衣類や寝具、また暖房による室温調整は欠かせませんし、毎日の入浴はとても大切になってくるでしょうね。

是非、日々のコンディショニングを大切に心がけて下さい。身体を日々温めることが肝心ですよ。



さて・・・またまた、お話は変わります。

今日は何をお話しようか・・・と、色々考えてみたんですが、『春』と言えば、やっぱりモーターバイクです。

もちろんプロ野球も開幕しましたし、アメリカへと渡ったマー君も頑張っているので、そういうお話もあるんですが、やはり横浜・多宝堂治療院のエピソードの方が、とても身近な話題になりますので、今日はそういうお話をしようかと思います。


私とほぼ同世代の男性が数年前に起こし下さったのですが、その男性からのご相談は・・・こういったものでした。

「実は色んなところで腰痛の治療を続けてきたんですけど、全く治らないんです。何とかして下さい。」

そんなご相談でした。

プライベートになりますので、詳細はお話出来ませんが、この男性の腰痛の原因はお若い頃に仕事を続けてきた最中に腰痛が発生。その後、腰痛が慢性化してしまい日常生活に支障を来してしまうほど酷かった・・・そういったものでした。

そんな状態の中で、近隣の整骨院へと通院しながら治療を何年にもわたり続けていらっしゃったようですが、その「慢性腰痛がなかなか治らなかった」・・・そういうお話だったのです。

「休みの日に子供と遊んでやりたくても全く動けないんですよ。女房も半ば諦めてるんでしょうね。お父さんはアテにならないって思ってるんですよ。」

男性のお話を伺いながら、私はこんなことを考えていました。

(どれだけ酷い腰痛だって、きちんと状態を確認しながら順を追って治療していけば絶対に良くなるんだけどなぁ。一体、どんな治療を受けてきたんだろう・・・。それともよっぽどお仕事で腰に負担が多いんだろうか・・・。)


治療を開始させていただいた時に、身体全般の状態を確認してみると、たしかにその男性の腰の痛みは酷いものでしたが・・・それだけ身体の状態も酷かったのです。

全身にわたって血行不良があり冷えの症状は最も酷いものでした。

足先は非常に冷たくて、皮膚の色は青白い状態です。足の筋肉は全てやせ細っており、首から腰にかけての筋肉の状態はかなり硬直しており、正常に筋肉が伸縮できない状態でした。

いわば・・・これは『ギックリ腰が慢性的に固定化されているような状態』に陥っていたわけです。こんな状態では、まともに動けるわけがありません。


(これじゃ、まともに歩くのもシンドいんだろうなぁ・・・。)

私はその男性の身体の状態を確認させて頂きながら、そんな風に感じていましたが、長年の通院生活で治療への意欲が失われてしまっているのではないか?そういったことも感じたので、私はその男性にこんな言葉をお伝えしました。


「○○さん、少し時間がかかるかもしれませんが、必ず腰痛は治りますから。僕は今まで腰痛を治療してきて治らなかった患者さんって見たことが無いんです。絶対に良くなりますよ。」と。


長年、腰痛で苦しんできた・・・そういう患者さん達は希望を失っているような方が非常に多いのです。しかし治るものは治るのです。諦めなければ必ず治ります。

しかし心の中で、『ほぼ諦めきっている方』というのは、なかなか良くならないものなのです。これは施療家として28年間生きてきた中で、様々な腰痛を治療してきて得られた私の結論です。

その上で・・・『腰痛は必ず治る』・・・そういう希望を得ていただくためには、「まず現状の痛みを軽減させること」が肝要ですから、そういった治療を全面に押し出していくことになります。おそらく・・・初回~3回目の施療時は○○だったのではないかと思います。しかし何と施術3回目にして腰痛はかなり軽減したご様子だったのです。(○○表記部分はご想像におまかせ致します。)


そのような経緯から厚いご信頼を頂きながら、現在も治療院をご利用下さっているわけですが、ついに念願のモーターバイクに再びご挑戦になる日がやってくることになったわけです。本当に良かったですね。

私も20代の頃はバイク乗りでしたので、そのお方が「バイクに乗りたい」とお話下さったときに、お気持ちがとてもよく理解できたので、私はこんな風なことをお伝えしたんです。

「絶対に大丈夫ですよ。今の○○さんの身体の状態だったらバイクだって乗れますから、間違いないですよ。まぁ何かあったら私が全部責任持ちますので(笑)、自信持って乗って下さい。」

それから男性はお気に入りのモーターバイクを購入されまして、先日、ついにライダー姿で治療院へとおこし下さったのです。本当に良かったですね。とてもお似合いでしたしカッコ良かったです。

そういうことで・・・

今日は男性が購入されたレーサーレプリカのモーターバイクのお写真を記念に掲載させていただこうと思います。

2002年までタイで生産されていたという『HONDA NSR 150R』です。カッコいいですね。。。
瞬発力がありそうです。

Yhtd14041502

Yhtd14041503

 

Yhtd14041504

Yhtd14041505

Yhtd14041506

これからもお子さん達のお父様として・・・またライダーとして、いつまでも元気なお姿で頑張って下さいね。私もいつかライダーに再挑戦出来るように共に頑張って参りますので、今後共、宜しくお願い致します。

何をやるにしても、やはり身体の状態に不備や不足があれば、思いとどまってしまうものですが、まずその『やる気』を引き出して頂くためには、やはり痛みが軽減しただけではダメなんですね。実際に動けるようにならなくてはダメなんです。

そういったことから、ここへお越しくださった皆様が元気なお姿でご自分の夢に向かって生活をされている、活動されている・・・それが一番私にとって嬉しいことなのです。その為にこそ私は施療を行っていきたい・・・そう願いながら日々の仕事に向かっています。

それでは4月後半から5月へ向かって、また毎日の施療へと私も汗を流しながら頑張って参りますので、どうぞ皆様宜しくお願い致します。(by院長)


 

スポーツ哲学とモラル・ハラスメントについて

Th998sk38jdakas


学生の皆さんの中から嬉しいお知らせを沢山お伺いしておりますが、先日、シニアリーグで活躍してきた○○君が訪れてくれ、「東北高校へ進学し硬式野球部に入部します。」・・・と伺っております。

また桐光学園・硬式野球部の○○君からは、「明治大学へ進学し、更に上を目指して頑張ります。」とのお話を伺いました。

中学生は高校生に、高校生は大学生に・・・と、ステップ・アップしながら、今まで情熱を傾けてきたスポーツへの意気込みを更に高めていこうと凛々しい姿を間近に見せていただいております。

次へのステップへと力を注いできた皆さんが、新たな環境の中でも大活躍できますように・・と、私も心から祈っております。どうぞ皆さん、これからも上を目指して頑張ってくださいね。

また今年に入ってから各種スポーツ活動の中で故障や怪我をされ、ここ横浜・多宝堂へとお越し頂いた学生の皆さんや社会人の皆様が沢山お越しくださいました。その中で本当に色んなお話をお伺いしておりますが、部活動における人間関係でお悩みの方も中にはいらっしゃっておりました。

詳細をここでお話することは致しませんが、指導者の言動や考え方というものは、そこで活動している選手達の人間関係というものにも大きな影響を及ぼしており、その力は良くも悪くも働いていく・・・というテーマです。

これはどんなスポーツの世界にも通じるお話ですが、もちちろんスポーツの世界だけに留まるものではないし、社会全体にも通じるお話ではないかと思いました。

近年、相撲界や柔道界がテレビ・ニュースを非常に賑わしておりましたが、パワハラやセクハラ等によって活動している選手達が苦しんでいる・・・といった実情を根本から変革していくために、指導者上層部の方々が一新されておりましたよね。

ある面においてスポーツは勝負の世界ですから指導的に厳しい場面があるのは当然なことかもしれません。しかしそこで指導されている責任者自身の指導法を徹底していく為に、選手からの言動は何が何でも許さない・・・といった風潮は時代遅れである・・・というのが、今の「主流」になりつつあるのは理解できることです。

それは一にも二にも、まず「信頼関係」があってこそ「指導」というものがきちんと成立するわけですから、指導者と選手が共に同じ目的へと向かう途上で生じるだろう、葛藤や試練を乗り越えていく為にも、両者の「絆」といった力が本来は求められているからではないでしょうか。

日本はいま東北復興を目指す最中で、「人と人との結びつき」や「助け合いの心・精神」・・といった「人と人との絆」を一つのテーマにして各マスメディアでも多くの方々が熱く語っておられますし、スポーツの世界にこそ、そういった「絆の世界があって然るべし」という考え方は大きく頷けることではないかと私も思っています。

やはり選手達からの率直な意見にも耳を傾けつつ、そこから何らかのヒントを得ながら、新たな試みを行っていく・・・といった姿勢は、両者の溝を埋めることにも繋がっていくだろうし、それが信頼関係・絆の世界へと結ばれていくのではないかと思います。

指導というものに対して、選手が全幅の信頼を置いていなければ、指導はただの号令となり、それがいつしか野蛮になり野蛮はいつしか暴力に変貌することがあるかもしれません。又、そういったことで心に傷を負ってしまうようなスポーツ選手がいるのも一つの事実ではないかと思います。

そのような心の傷を負ってしまった選手を癒やし立ち直らせていく為には、周囲の支えや愛情は欠かせないものなのです。だからこそ両者が相互理解を深めゆく為の「時間」を大切にしていかなくてはならない・・・そういうことではないでしょうか。

勝者がいれば敗者が存在するのもスポーツの世界ですが、そのどちらの立場に置かれたとしても、「フェアプレーの精神に立脚する。」といった根本的哲学があるからこそ、スポーツにおける勝負の世界というものの真髄が現れてきます。

「人間として卑劣である・・ということ自体が既に、その人はスポーツマンではない・・・ということ。」又、「たとえスポーツを表面的には行っているとしても、モラル・ハラスメントを平然と行うような者は、スポーツを指導したりプレーしている真の意味が全く理解できていない人間だ。」といったお話しを以前どこかで耳にしたことがあるのですが、私も全く同感だし同じ意見です。

このモラル・ハラスメントに関する問題というのは、あらゆる角度から多くの方々によって意見が寄せられております。いわゆる「いじめ問題」というのは、それを行う側と行われる側との善悪の二極化によって論じられてもいます。しかし深層を鑑みれば、そこにあるものは、人間のエゴの世界そのものであって、「自分さえ良ければいい。」という、自己中心性の心の問題が顕現しているようにも思えます。

「いじめ」が学校や部活動といった一つの小さな枠の中に存在している・・それ自体が実社会の影として投影されているのではないか・・そのことを深く深く考えさせられますね。

そう言えば・・・以前、「半沢直樹」というテレビ・ドラマが高視聴率を稼いでいたのは記憶に新しいところですが、あのドラマのストーリーにも共通点を見出すものの、「やられたらやり返す・・倍返しだ!」と・・・やってしまえば、身も蓋もありませんし、それでは全てが解決しないからこそ「モラル」とか「哲学」が必要になっていくんじゃないでしょうか。

多くの人間がそのスポーツに携わっていればいるほど、絆を共に深め合う為の努力と相互理解を根本にしながら目的へと前に進んでいく、向上していく・・・そういった心を保ちゆきながら、麗しい絆がスポーツの世界に花開いていくことを願っています。

またここ横浜・多宝堂へお越しくださった皆様は純粋な心でスポーツを行っていらっしゃいますが、そういった皆様がこれからもスポーツを愛し続けていかれることを心より願っております。

今日はここ最近の出来事や考えていたテーマについて、少しだけここに綴らせて頂きました。

まだまだ寒暖の差が激しい日も多いようですので、皆さま、どうぞご自愛下さいますようお願い致します。それでは。(by院長)

6月の梅雨空と新潟の「ドカベン」

Th528skopls89s


今日は早朝、家の窓を開け空を眺めてみると、どんよりとした黒い雲が広い範囲に横たわっていて、「これぞ梅雨空」と言わんばかりです。

1週間以上も早く梅雨時期に突入したのか・・・と思ったら、その後にずっと晴れ間が続いていたものの、ここからいよいよ本格的な梅雨に入ったんでしょうかね。

梅雨の時期は「3日に1日は晴れる」と言われておりますので、1ヶ月間で換算すると10日間は晴れ間が広がるようですが、20日間は雨の日や曇り空になるということですから、雨が嫌いな人にとっては気持ち的にも嫌な時期になりますね。

何年か前、この時期にゲリラ豪雨が何度も訪れ、突然の雷鳴や大雨に世の中が振り回され四苦八苦していたことを思い出します。たしか6月にも関わらず、暖房を入れていたこともあったと記憶していますが、今年の6月は一体どんな季節になるんでしょうか。

梅雨は湿度も上がってくることや、低気圧などの影響から「関節や神経の痛みを感じやすい」「倦怠感を感じやすい」ということもあって、毎年この梅雨時期にご相談が多くなるのは、首から肩にかけての痛みやこり感・シビレ、背中の痛み、腰痛、坐骨神経痛、肩や肘などの関節痛、それから体調不良や倦怠感、不眠気味など・・です。

それから学生さん達の中には、酷い怪我をしてしまったり、今まで我慢してきた痛みが急に酷くなってきたり、筋肉の異常が多くなるのも、実はこの梅雨時期からなんですね。

それだけ「身体には負担の多くなる季節」ということになるわけですが、日々の体調を出来るかぎり良好な状態を保つためにも、適度な運動で血の巡りを良くしたり、汗をかいたらしっかり水分補給するなどして、体内の水分量を適切な状態に保つことも大切ですね。

まだまだ朝晩と日中の気温差が大きくなっていて、「寝冷え」なども起こりがちですから、寝具や衣服による体温の適切なコントロールもかかせませんよね。

慢性的な疲労を日頃から感じていたり、嫌な痛みがずっと続いていたり、何処かが痺れたりしているときには、それが危険を知らせているシグナルである場合もあります。

そんなとき病院で検査を受けてみたけれど、「どこにも異常が見当たらない」とか、「お薬を貰って飲んでいるけれど、あまり症状の改善がない」とか、そういった状況の中、ここ横浜・多宝堂へご相談を頂くケースはとても多いわけですが、皆さんの抱えておられるお悩みやご相談に対して、私自身が心がけてきた大切なことは、「まず根本的な原因を導き出しながら、そこへスポットライトを当てていくような施療を行う」ということです。

そして「お薬」では改善できないような諸症状を早期に緩和させていく為に、今一番はじめに「どこをどう改善してあげれば良いのか?」ということを常に考えながら施療を行ってきました。

横浜・多宝堂で施療を受けたら、「今までよりも随分と身体が軽くなってきた」とか、「気になる痛みやシビレが軽くなった」とか「夜、寝るときに感じていた背中や腰の重苦しさから解き放たれて、ぐっすりと眠れるようになった」など・・そういったクライアントさん自身が直接感じられる「体感そのものの向上」が一番大切なことであり、そのような体感向上や健康度数の向上を目的としながら私は施療を行っています。

その上で、ここへ訪れていらっしゃる皆さんが毎日を快く過ごされていくことが、私自身の一番の願いでもあります。

また学生の皆さんの中には、これから大切な大会があるので無理をしながらでも、先へと進まなくてはならない時期・・・ということもあるでしょうが、プレーをそのまま続けてしまうと致命的なスポーツ障害へと陥る場合もありますから、そこをどのようにして改善しながら、現場での鍛錬や試合に臨むことが出来るのかを考えながら、「今出来る最善の方法」で、結果を出すことが求められます。だからこそ一回の施療の中で私は常に勝負し続けています。

人間の身体は機械で出来ているわけではありませんから、部品の交換は出来ません。だから日頃からの身体的なメンテナンスは良い状態を維持する上で、もっとも欠かせない項目に入ってきます。

時間は限られていますので、お互い汗を流しながらの前進ですが、貴重な青春の1ページを共に進んでいければな・・・と切に願っております。学生の皆さん、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。



・・・ということで、6月は天候や気温の変化があって大変な季節でもありますが、皆様からご依頼いただいたご相談の一つ一つに対し、「今出来る限りの施療」を心がけながら、この1ヶ月間、また汗を流して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。


最後に・・・

今日のブログ投稿画像は、新潟へ単身赴任されているMさんから頂いた、あの「ドカベン」の銅像です。ドカベンの作者である水島新司さんは新潟出身なんですよね。少年の頃・・・ドカベンは少年チャンピオンで毎週読んでましたが、里中、殿馬、岩鬼などなど・・・山田太郎以外の銅像もあるそうですから、是非、新潟を訪れた際には、私も写真に収めてきたいと思っています。Mさん、お写真をありがとうございました。。。

ファイターズ大型ルーキー大谷選手と院長の徒然治療院日記

 北海道日本ハム・ファイターズに入団したルーキーの大谷翔平選手は「プロ野球の世界で投手・野手の二刀流」を実現させる・・・という大きな目標を掲げており、様々な意見はあるものの、多くの人達から注目を浴びている稀代のルーキーとなっています。

先日3月10日にファーム教育リーグで実践登板するということでしたので、私もさっそく映像を観てみました。まだまだ全力投球とまではいかないまでも、この時期に「最速152km」をマークする投手はそうそういないでしょう。また縦に大きく落ちる「高速スライダー」を見ているだけでも、あの松坂投手やダルビッシュ投手のルーキー時代を彷彿させてくれますから、あとは1軍で1年間を通して登板できる体力・気力が備わってくれば、存在感のある大投手へと自然に成長していくんじゃないかな。そんなオーラを感じます。

バッティングに関しては、あの江川さんも大絶賛している通り、高校生ルーキーらしからぬものがあるし、結果も十分出しているわけですから、まずは1軍のオープン戦から上の雰囲気を肌で感じ取りながら、沢山の対戦投手に対する間合いを経験していくことで、更に進化していくんじゃないでしょうか。

大谷選手は190cmを超える長身と恵まれた体格はもちろんのこと、そのプレーする姿からは投手としても打者としても「力強さと柔軟性の両側面」が常に兼ね備わっており、そのバランスの良さからすると、あの「イチロー」を超えた逸材かもしれません。

あとは実践の中から培われていくだろう、多くの精神的なものが重なり合いながら、1年2年と年を重ねるごとに大きな進化を見せてくれるんじゃないでしょうか。今後が楽しみな本当に素晴らしい選手ですね。

大谷選手はファイターズの2軍本拠地である千葉県鎌ヶ谷市にあるファイターズタウン鎌ヶ谷内の勇翔寮で生活をしていますが、鎌ヶ谷の寮で出てくる食事は最高にボリュームがあるし美味しいんですよ。だからきっと寮の食育によって、肉体的にもまだまだ成長を遂げていくんでしょうね。昨年、ダルビッシュ投手がメジャー球団へと移籍することになり、監督も指導者としては今まで一度もユニフォームを着たことの無かった栗山監督を迎えながら、ファイターズはリーグ優勝を勝ち取ってきました。そして今年はルーキーの大谷選手が加わったことにより新たな息吹も感じますし、更に更に期待していいんじゃないかな・・そう思います。

それから・・・横浜・多宝堂にスポーツマッサージの技術研修に来てくれていたルーキー・トレーナーがアメリカから写真を送ってくれました。

Yhtd13031301

彼は現在マリナーズの春季キャンプにサポーターとして参加していますが、アメリカと日本との環境の違いや練習メニュー・トレーニングの内容など、様々なものを感じ取りながら経験を積んできて欲しいですね。

日本のプロ野球界のトレーナーの一番の魅力というのは、選手へのケア・・・即ち「肉体的なトリートメント」が行える「徒手的な技術を持っている」ということではないかと思います。スポーツ・マッサージはもちろんそのうちの技術の一つになりますが、もう一つはスポーツ障害を改善するために行う「ハリ治療」が行える・・・ということです。

日本のプロ野球界でトレーナーを行ってきた先輩達は私を含め、「針灸マッサージの国家資格」を持っている人達がその多くを担ってきました。その上で、野球選手へのケアや治療に対応しながら、常に良いコンディションで試合や練習に望んで貰うという点においては、メジャー球団にもそのような「人材を望んでいる球団がある」ということですから、これからの若い世代の人達の中には英語も堪能で針灸マッサージの国家資格を取得し技術を学んできたトレーナーが世界で活躍していける土壌は当然ある・・・そういうことになりますから、あとは「やる気」と「経験」と、そして何よりも多くの選手達から信頼を勝ち取っていくことが大切ではないかと思います。

大谷選手同様、そういったルーキー・トレーナーの方々にも是非頑張って欲しいと願っております。

Yhtd13031302

話は変わりますが、治療院で治療を行わせて頂いている皆様の中にも、最近、スーパーマンのような方がいらっしゃっておりまして、Hさんはアマチュア・スキー界の中でもトッププレーヤーに入る方なんですが、全日本スキー連盟が行っているアルペンスキー技能テストでクラウンプライズ取得を目標にされています。

実はHさんは数ヶ月前にスキーの滑走中、アクシデントにより膝・外側側副靱帯損傷及び腓骨骨折を負ってしまう大怪我を初めて経験された・・・ということで、受傷後は当然のことながら整形外科で患部のギプス固定が行われておりました。全治は6ヶ月との診断です。

しかしギプス固定が約3週で解かれた後にHさんは、早速リハビリを可能な限り毎日に行いながら、その途上でやや狭まってしまった膝関節の可動域と痛めた膝の外側靱帯部の後遺痛や違和感を解消したいということで、ここ横浜・多宝堂へと起こし頂いたわけです。

そうして私が施療を行わせて頂く度に、「凄い人だなぁ。。」と感じさせられているのは、患部の回復進行が非常に早いということもあるのですが、一番に感じているのは常に「リハビリに挑戦している」ということが解るほど、膝周囲にある大腿部や下腿部の筋肉群の回復が目覚しいということでした。

病院の先生というのは、まず完治目標を掲げはしますが、リハビリの詳細な内容にまではあまり話題を拡げないことが多いものです。また病院でのリハビリというのは、着実なステップを踏んでいく上で、どうしてもスロータイムになりがちです。だからHさんは、「目標達成の為に、自分で出来るリハビリは全部やる」といった姿勢を保ちながらリハビリを全部自分で行ってきたのです。

たしかにややオーバーペース気味ではあったかもしれませんが、Hさんの痛めてしまった膝は本当に早い回復をみせています。これは私の長い施療経験の中でも類稀なるケースで、一般の方々の中でこのような経過を辿っているケースは少ないでしょう。

Hさんのように常に前向きに挑戦を繰り返してきた方にとっては、アクシデントもただのアクシデントでは終わらせない・・・そういったものを強く感じさせられますが、「世間にも凄い人はいるものだなぁ。」といつも感心させられています。

どうぞHさんには大きな次の目標である「クラウン」達成まで是非頑張って欲しいなと、そう強く願っておりますが、ここから先の時間の中でじっくりと体を作り直して万全のコンディションで望んで欲しいなと、そう思っております。これからも宜しくお願い致します。

ということで・・・3月に入り、気候はというと寒暖の差が厳しい日もあって、そのような中で腰痛や体調不良により治療院にお越し頂いてきた皆様もいらっしゃいますが、どうぞ日々の健康をより良く維持して頂く為にも、横浜・多宝堂がお役に立てればと思っておりますので、3月も残り半分となりましたが、どうぞ皆様宜しくお願い致します。(by院長)

「甲子園の土」は高校球児達の汗と涙の結晶

今日は第94回全国高校野球選手権大会に出場した神奈川県代表校・桐光学園でサードを守ってきた2年生の中野速人君が「甲子園球場の土」を持って、元気な姿で治療院を訪れてくれました。ありがとうございました。

中野君と前回お会いしたのは、確か県予選の最中だったと思いますが、その後、甲子園出場が決まってからはテレビ中継を観戦しながら、ずっと私も応援してきたんです。

惜しくも青森県代表の光星学院に敗れてしまったものの、中野君をはじめ桐光学園野球部ナインの「全員野球」には最後まで本当に感動させられました。

甲子園へは応援に駆けつけることができませんでしたが、素晴らしい試合を見せてくれた中野君をはじめナインの皆さん、本当にご苦労様でした。

中野君はここ地元・川和中学校・軟式野球部出身ですが、中学時代から何度か治療院へと足を運んでくれた学生選手の一人だったんですね。そんな中野君が「2年生ながらもレギュラーとして甲子園へ出場する」ということが決まってから、大いなる喜びを私自身も共有させて頂きました。

Yhtd12090101

この小さな瓶に詰められた思いというものが、青春時代を野球一筋に駆け抜けている高校球児達の汗と涙の結晶なんだ・・そのことを今日訪れてくれた中野君の姿を通して強く感じています。

この9月中から既に秋の大会へ向けて、練習や試合に励んでいるそうですが、残りの高校生活を更に充実させていきながら是非これからも更に更に上を目指しながら頑張って下さいね。応援してます!

高校生プロ・スカッシュプレーヤーの小林僚生さんが訪れてくれました!

今日は日本スカッシュ界でジュニア・ナショナルチームの選抜選手として世界で活躍されている高校生プロ・スカッシュプレーヤーの小林僚生選手が久しぶりに訪れてくれました。先月、マレーシアで行われたミロ・オールスター・ジュニアU19では初優勝を飾られたそうですが、お姉さんもとても嬉しそうでしたね。

「ここのところトレーニングも気合入れてやってきたので、だいぶ体の張りが・・・」とのことで、今日は全身スポーツマッサージとハリ施療でケアを行わせていただきながら、広背筋や肩から腕にかけて、それから臀部など股関節周辺の筋肉が以前よりもかなり逞しくなってきたように感じました。やっぱり進化してますね。

明日からまたナショナルチームの一員として3週間ほど外国でプレーしてくるそうですが、忙しい中を訪れて下さって今日は本当にありがとうございました。僚生選手のお姉さんである小林海咲さんは日本女子スカッシュ界のチャンプとして世界で活躍されておりますが、彼もいずれは日本男子のチャンプとしてお姉さん以上に大活躍をしていってくれるのではないか・・と、心から私も願っております。

これからも年間を通して大会が続いていくと思いますが、日々のコンディション調整の為に、たまに治療院へ来て心身ともにリフレッシュをしながら是非頑張って下さいね。心よりお待ちしております。

私の生まれ故郷に咲いている桜

Yhtd12041201

東京・目黒区には目黒川が流れておりまして、落語のお話しの中に「目黒のさんま」なんていうのもありますが、この目黒川の桜並木が毎年綺麗に咲いているということで、先日の休日のこと家族共に行ってきました。

Yhtd12041202

ここは私の生まれ故郷でもあるのですが、昭和40年代から比べれば目黒川周辺も随分綺麗に整備され本当に変わったものだな・・と感じますね。

故郷といっても私のように東京生まれで実家ごと横浜へ引っ越してきてしまった人間からすると、すでにそこは「心の故郷」でしかありませんが、昔の下町風情満載だった頃の目黒とは打って変わって、随分とゴージャスな街になってしまいましたよね(笑)

Yhtd12041203

目黒川の両脇には本当に綺麗な桜並木があって、川面には散ってしまった桜の花びらが重なって花筏を作っていました。

午後4時をまわって家を出たので、目黒川周辺に到着したのは夕暮れ時になってしまいましたが、私の心の故郷に咲いていた桜の木と川を眺めながら、遠き幼い頃を思い出しました。

Yhtd12041204

きっと地方に故郷のある方々もそんな「桜の季節」があったのではないかと思います。

Yhtd12041205

さて4月に入ってから半月ほど経ちましたが、ここのところ気候が春らしくなって暖かく感じられるような日も多くなりましたが、天候が崩れると肌寒くなったりと、体温調節の難しい日々ですよね。

春眠暁をおぼえず・・・なんて言葉もあるくらい、春先は日中に眠気を感じやすかったり、体が重くなったりもしがちですが、まだ気温が10℃を下回るような日もあるので、まずは体を冷やさぬようにしながら体調を整えていきたいものですね。

お子さん達は新学年、新学期が始まっていて新たなお友達や環境の中、日々勉強にスポーツにと様々な面で頑張ってますね。皆さんが素晴らしいスタートを切って、この1年間思う存分楽しんでいけることを願っています。

また治療院の方へ足を運んで下さっている皆様には少しでも早く良きコンディションを築いていただけるように、私も4月後半へむけて全精力を傾けて日々の施療に向かっていこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

Yhtd12041206

4月が過ぎれば今年もきっと楽しいゴールデン・ウィークがやってきますね。その反対に高校球児たちはちょっと大変な時期かもしれませんが、怪我に気をつけながら是非頑張って下さいね。それでは!(by院長)

阪神から楽天に移籍した上園投手が訪れてくれました

先日は2007年度・新人王に輝いた元阪神タイガースの上園投手が訪れてくれました。上園投手は今季から楽天ゴールデンイーグルスに移籍されましたが、新天地・仙台で活躍を期待されており彼も気合十分といったところでしたね。

ここ川和台で開業させていただいてからは、学生野球選手やアマチュア野球選手の治療が多く、なかなかプロ野球選手の体をケアすることはやはり少なくなりましたが、久しぶりにプロ野球選手の体をケアさせて貰って感じるのは、「体がガッチリしているなぁ。」ということです。

プロ野球選手になる・・・ということは、もちろん技術レベルの高さは言うまでもありませんが、その土台となる「身体の違い」に自然と目が向いてしまいますね。良く食べ、良く動き、そして良く眠る・・・こういった自然な要素を学生時代にしっかりと築いていけば、きっと上園投手のような逞しい身体に成長できるんじゃないかな?どうでしょうか。

まずは新天地・仙台でもうひと花咲かせて、仙台のファンの方々に夢と希望を与えて下さいね。横浜の地より応援しております。上園さん、頑張って下さいね。

スポーツ指導と人間教育とN先生

Yhtd111020

あるスポーツ指導者さんから、こんな話を伺ったことがありました。

「現場で指導している自分達の苦労というものは、恐らくそれを周囲で見てるだけの人達には、なかなか理解できないものだと思う。親は誰だって自分の子供が可愛いものだし、子供が順調にいっていればいいのだけれど、上手く上達していかないと、そこにどうしても親のエゴというものが見え隠れしてしまう。ところがこちらが現場で苦心していることはどうしても置き去りにされやすいし理解されにくい。」・・・と。

金銭などを頂かずにボランティアでお子さん達を指導されているスポーツ指導者の方々は沢山いらっしゃると思うのですが、そういった方々は仕事の合間を縫いながらお子さん達を指導したり、仕事の休日に朝早くから自宅を出て、それこそ一日中、お子さん達のスポーツ活動を支えるために尽力されている尊い存在だと私は常に感じています。

なかには指導上の非が無いに等しいにも関わらず、指導してきたお子さんのうちのお一人が練習や試合の途上で故障や怪我を起こしてしまった・・・と言って、私の治療院へ来るのに車で1時間もかけ、お子さんを連れ一緒に訪れてこられた指導者さんもいましたが、そのような責任感の強い指導者さんに出会うと心が熱くなります。

そんななかで私自身が指導者さん達へまず一番に伝えたかったことは、「どのようなケースにせよ故障や怪我は起こるべくして起こるものであって、スポーツを指導している以上、お子さん達に怪我や故障が起こるのは当然だと覚悟の上でお子さん達を指導してください。」という信念に立って頂きたいということでした。

もちろんお子さん達に対する配慮を行いながら、未然に防げる怪我や故障もあるはずですが、生身の人間の体ですから体格差や体力差は当然あるものですし、同じ練習を行わせていても怪我や故障を起こさないお子さんもいれば、怪我や故障を起こしてしまうようなお子さんが出てくるのは仕方が無いことなのです。

これは体罰に関する私自身の意見にも近似することですが、本当に相手の事を思って指導する中で、そのお子さんが「どうして伸び悩んでいるのか?」という道理の中には様々な問題が深層にあるからではないかと思うからです。

私が小学校高学年の頃、N先生という男性の担任の先生が、私達に勉強を教えてくれていました。N先生は常に「けじめが一番大切なんだよ。人間はけじめなんだ。」と仰っていて、生徒達がけじめをつけられないような場面に遭遇すると、本気で生徒達の顔をビンタして叱るので、N先生は私達の先輩の時代から「3mビンタ」というあだ名がつけられていたようです。

そしてその先生はPTA総会でも再三問題提起されてきたし、それこそ有名新聞に「暴力教師」として大々的に掲載されたりもしたのですが、その後も体罰を止めることはしなかったのです。しかし私はその先生を近くで見ていて、なぜ子供達に手を出してまで叱るのかが何となく理解出来たのですが、それは「その先生が真剣に私達と向き合っていたから。」だと、私は感じていました。

私自身もけじめの無い行動を取ったが故に、その先生にはビンタを何発か食らった一人だったのですが(笑)、叱られているときにその先生から目を離さずにじっと表情や目を見ていると、「本気で自分のことを叱ってくれてるんだ。」というのが、心から伝わってきたものです。

そして殴られた後味の中には「自分は悪いことをしたんだ。」という思いや、「けじめの無い行動をして本当に申し訳なかった。」という思いが、殴られた顔の痛みと共にヒシヒシと心から感じられてならなかった・・・という記憶が今でも鮮明に残っているのです。

私のところに施療を受けに来ているお子さん達は、チームの指導者さんに対する不満や愚痴を何も言わずに帰っていかれることが多いのですが、そのことをとても嬉しく感じてきたし、先にお話させて頂いた様に指導者さん自らがお子さんを連れて訪れてくれたときなどは、その指導者さんの責任感やお子さん達との絆を垣間見る思いがしてきて感動すら感じたものでした。

指導者さんの中には、お子さん達の怪我の状態や予後について真剣な表情で私に質問を投げかけながら、今後の指導法に対するアドバイスなどを求められることもあって、そのような真摯な態度でお子さん達に向かっておられれば、「きっとこのお子さんは大丈夫だな。」と私は感じてきたし、素晴らしい指導者さんに巡り合えてこのお子さんは幸せだなぁ・・・と思ったものです。

「伸びる・伸びない」・・というのは、もちろんそのお子さん自身が持っている才能だとか実質的な能力によって如何様にも変わることだと思います。スポーツというのは「勝ち負けの世界」である以上、やはり厳しさを前面に打ち出さなければ真に強き心や体は育まれないものだと思いますし、技術を習得しなければスポーツ競技能力の向上などあり得ないわけですから、それは当然と言えば当然なことなのです。

その上でどこまでもお子さん達の成長を願いながら、ただスポーツ競技の上達のみを目指すだけではなくて、一人ひとりのお子さん達が人間として今後の人生すべてに通じていくような指導というものを今後も続けていって欲しいと心から願わずにはいられません。

もちろん私はお子さん達が起こしてしまった怪我や故障を「治す側」の人間です。

そしてお子さん達の体を元へ戻すために今まで私自身が施療やアドバイスに汗を流してきたのは、お子さん達に人生を通して今まで行ってきたスポーツをいつまでも元気な姿で続けていって欲しい、夢をあきらめないで欲しいからでした。お子さん達の胸の内にある「夢」が、もし到底叶わないものであったにせよ、その夢に向かって少年期という時を過ごすことの大切な意味を心から感じて欲しいからです。

あのN先生が私達を叱ったあとに必ず口にした言葉は、「君達が悪いことやけじめのない事をするのは担任である私の全責任です。だから君達がこれからもけじめのない行動をしたら僕は真剣に君達を叱らなきゃならない責任があるんです。」・・・と。私はその先生の言葉を毎回聞かされるごとに、その先生の真の優しさや責任感というものを実感しながら、その先生を尊敬の眼差しで見つめていました。

数年前、小学校のクラス会が開かれ、私はN先生と約30年ぶりに再会し、N先生が東京のある区立小学校の校長先生になられていた・・・というお話も伺ったのですが、私はとても嬉しい気持ちになりながらも心の中で「N先生が校長先生になるのは当然だな。」そう思ったものです。N先生は新聞で暴力教師扱いされましたが、それから数十年の時を経て学校の責任者という存在になっておられました。そこに私は真実を見た思いがするわけです。

「指導」と一言で言っても、様々な分野があって、その「方法論」は多岐にわたるし理論的なものになれば、もっともっと多くの手法に分かれていくのではないかと思いますが、私はその指導というものの根底に「相手の成長を思う心、責任感」さえあれば、どのような指導方法をとったとしても、必ず相手に「何かが伝わる」のではないかと感じてきました。

そしてその指導というものが、伝えられる側にいるお子さん達の姿や言葉から私自身にも施療を通してですが、伝わってきます。治療後のお帰り間際に何度も何度も頭を下げて、私に「ありがとうございました。」と挨拶してゆくお子さん達。その礼儀正しき姿に普段からの指導者さん達の人間教育というものが心から伝わってくるし、また親御さんの後姿というものも見えてくるのです。

私自身も3人の子供の父親ですが反省の毎日ばかりで、そんな礼儀正しいお子さん達を見てはため息が出る思いですが、いずれにしても人間世界にあって指導とは一つのコミュニケーション・教育であり、それはスポーツであろうと勉学であろうと、目の前のお子さん達の未来の姿を創っていく大切な作業・働きではないかと私は思います。

未来あるお子さん達に指導を行っておられる尊い皆様の存在が、親御さんや地域の方々から温かいお心に支えられながら、お子さん達の成長と共に心から見守られていくことを私も心から願っています。(院長)

プロ野球独立リーグ・紀州レンジャーズの関口投手が訪れてくれました!

日は今年1年間、プロ野球独立リーグ・紀州レンジャーズでボールを投げ続けてきた関口投手が訪れてくれました。

関口君は以前、クラブチームに在籍していた頃から横浜・多宝堂へ施療を受けに訪れていただいたんですが、今年1年間、独立リーグで投げ続けながら体を鍛えてきたこともあって、体格も素晴らしい成長を見せていましたし、「ストレートの球速もだいぶ増えましたね。」との関口君の言葉からも、今年1年間彼が続けてきたトレーニングの成果が伺えます。

「もちろん上を目指していきます。」と語ってくれたことが一番嬉しい言葉でしたね。これからも彼が上の世界を目指しゆく中にあって、気持ちの上で大切なことなどを施療中にも色々とお話させて頂きましたが、「人の見ていないところで努力を続けていくこと。」が何より大切なんじゃないかと思います。

誰が見ていなくとも、努力を続けている人間にこそ栄光という光が待っているということを・・・きっとそのことをよく理解しているからこそ、今を頑張っているんじゃないかと思います。

これからも関口君らしく・・・上を目指して野球を続けて下さいね。またお互い元気な姿で再会できることを楽しみにしています。(院長)

足関節捻挫・完治後のフィールドにおけるリハビリ・トレーニング

Yhtd111002_2

今日、午後1番目に御来院いただきましたクライアントのAさんから御依頼があった「足関節捻挫完治後におけるフィールドレベルでのトレーニング」を治療院近辺にある某公園内のフィールドを使い行って参りました。

Aさんは今年の中旬頃に足関節を捻ってしまい捻挫の痛みに悩まされていた御様子でしたが、受傷後に病院で治療を受ける中にあって足首の固定期間がやや長かったせいなのか、足関節にかなりの運動制限が残ってしまった為、御趣味にされているテニスをなかなかプレー出来なくてお悩みの御様子でした。

そのような経過の中、数か月前から横浜・多宝堂に御来院いただきながら治療を行い、現在はストレート走を70%以上のところまで走れるほど運動レベルは上がってきたのですが、その後の病院でのリハビリ(理学療法など)を継続してきたものの、フィールド・レベルの運動に対して、まだ不安が残っている・・・とのことでしたので、今回はその不安を取り除くことを目的に様々な形態でフィールド・トレーニングを行っていきました。(おそらくご本人はかなりキツかったのではないかと思いますが・・・。)


足関節捻挫が完治したとしても、運動レベルを以前と同じ状態まで戻していく為には、やはりフィールド・リハは欠かせない項目になっていきますが、通常、病院内で受けるリハビリというのは、たとえば足関節の捻挫で言うと、「関節の可動域がある程度まで戻ってきて、力を入れたときに痛みが無い状態」までくると、そこで終了してしまうことが多いものです。

ところが実際には、今まで通りテニスをプレーしようと思っても、「再発の危険性」を何となく感じていたり「動いたときの足関節の違和感」というものが解消されていかなければ、「スポーツを行うことにためらいや不安が残ってしまう。」ということになります。

しかしその不安や違和感というものは、実際にフィールドで体を動かしながら解消していかなければならないものであって、ここのセクションというのは病院施設のリハビリ機関ではなかなか受け持てないのが現状ではないかと思います。

私たちスポーツ・トレーナーというのは、もちろん「関節や筋肉などの痛み」を治療しながら患部の状態を元に戻していきますが、「痛みが治まったら完全に治った」とはやはり考えていません。テニスをプレーしている人であれば、元のようにテニスがプレー出来て初めて、それが「完治」の域に達したと考え経過をみていきます。

ただしこのような考え方で多くのクライアントさん達の治療にあたってはいるのですが、フィールド・レベルや日常レベルに関する情報というものが、クライアントさんを通じてこちら側に伝わってこなければ、そのような対応はなかなか難しいものなので、もちろんこれはクライアントさん自身がどこまでご自分の怪我や故障に対して向き合っているのか?ということで、そこがその後の復帰時期が大きく変わってくる大切な部分になるのではないかと考えていますし、早期復帰を望んでいるのであればクライアントさんご自身が今までご理解出来ていなかったことを「運動を通して理解していただく」のが一番の近道ではないかと私自身は常に考えています。

今日は3つの手法を用いながら、Aさんにフィールド・レベルでの運動を行って貰ったのですが、今後、一日も早くテニスがプレー出来るように私も心から願っております。Aさん、今日は大変お疲れさまでした!(*^_^*)

スカッシュ界の新星・渡邉聡美さん&未来のメジャーリーガーY兄弟 

今日はスカッシュ界の新星・渡邉聡美さんがコンディション調整の為にここ横浜・多宝堂へ訪れてくれました。

聡美さんはまだ若干12歳ですが、大人を負かすほどの実力者なんだそうです。凄いですよね。スカッシュを始めたのは9歳頃からだったそうですが、きっと素晴らしい運動能力の持ち主なんでしょうね。

今年の4月に行われた県選手権大会では最年少ながら一般の部で初優勝を果たしたと聞いてましたが、本当に近い将来が楽しみな選手ですし、周囲の期待以上に成長しながら、是非「プロフェッショナル」になって世界の舞台で上を目指し頑張って欲しいですね。

今日から海外遠征があるとのことで・・・きっと今頃はジャンボ・ジェットの中だと思いますが、今回の海外遠征でも良い試合が出来るように、心から応援しています。

聡美さん、是非また横浜・多宝堂に来て下さいね。心よりお待ちしています。

______________________________________

Yhtd11061902_2

それから今日は未来のメジャーリーガーYツインズも来てくれたんですよ。

1歳と1カ月に成長した二人が、ほら・・・もうトレーニングを始めています。

1kgのフィットネス・ボールをしっかりと握ってスタンディングしてましたが、さすがですね。

将来がとても楽しみな二人ですが、これからも優しいお父さんとお母さんと共に頑張って下さいね。

・・・・ということで、今日は未来のスター達が訪れてくれて、一日中賑やかでした。(院長)

少年野球教室の意義とHit BB(ヒット・ベースボール)

Yhtd110611


アマチュアとプロとの垣根を越えた野球技術の教育や修練の場というのは本当に限られていると思うが、なかにはHit BB(ヒット・ベースボール)で行われているような、地域や地域外からお子さん達を募り「プロ野球関係者」が主になってお子さん達と身近にコミュニケーションを取りつつ野球技術の指導をする形態の野球教室というものもある。

そういった形態の少年野球教室の中には、プロ野球の球団主催で行われている場合もあるし、個人経営の会社組織としてプログラムを組んでいるケースもあるだろうし、なかには元プロ野球関係者(元プロ野球指導者など)主催による野球塾などもあるだろう。

野球技術と一言で言っても、「投げる、打つ、守る、走る」といった4つの大きな動的要素があるなかで、例えば「投げる」という要素でさえ、投手と捕手には違う要素の「投げる」があるし、内野手と外野手でも違う要素の「投げる」が出てくる。

また「守る」というのもそれと同じで、投手の守備、捕手の守備、内野手の守備、外野手の守備には違う要素があるので、ポジション別の指導は欠かせないものとなるが、もちろんプロ野球の世界では各ポジション別のコーチング・スタッフによって各々のポジションに分かれ技術的な指導が行われているのだが、その他にも投内連係や内外連係を含め、試合形式のシートノックによって、総合的な守備練習で「チーム全体の総合的な守備力の強化や指導」も行われている。

もちろんプロに限らず、これらの練習内容や技術練習というのは少年野球や中学高校野球でも行っているだろうし、ピッチャーであればピッチングを、キャッチャーであればキャッチングを、バッターであればバッティングを個々に練習していると思う。

それではアマチュア野球の指導の中で唯一見当たらないものは何なのだろう?と考えてみても詳細な部分は知り得ないので良く解らないが、やはりまず環境的な要素の違いはあるんだろうと思う。

もちろん高校野球に目を向ければ、ナイター設備が常備していたり、室内練習場やトレーニング・ルームまで常備されている学校があるのだから、「プロとさほど差が無い」と言えるようなチームも存在するのだろうが、そういう観点からするとスポーツを行う「場」というのは技術修練にとって欠かせないものであるし、そこに「どんな指導者が居て、どんな指導を行うのか?」という総合的な環境によって、プレーヤーを大きく育てる一つの道筋が出来上がってくるのではないかと思う。

またスポーツというのは「体力と精神力」というものが根本にはあって、その心身を共に鍛えるという面からすれば、栄養的な要素やトレーニング的な要素、コンディショニング的な要素は欠かせないだろうし、お子さんの心を培う場面では、道徳性やイメージ力、観察力などにも目を向けていかねばならないんだろう。

ここ横浜・多宝堂にも少年野球で活動しているお子さん達がやってきたり、高校や大学野球でプレーしている選手達も訪れてくるのだが、みんなそれぞれの持ち場の中で、色んな事を感じながら野球をプレーしていて、その最中で身体的な故障やケガ、それからコンディション調整の為に、私の施療を受けながらも技術練習の話やトレーニングの話、はたまた練習環境の話しなど多岐にわたって話題を広げながら、プロ野球とアマチュア野球の違いなどをここで感じたりすることも多い。

また体格的なお話しの中には「何とかもう少し背が伸びないだろうか?」とか、「体重を増やしたい」といったようなものもあるし、「もう少しボールのコントロールを良くしたい」だとか、「スピードのあるボールを投げたい」なんていうのも良く耳にしていて、みんなそれぞれが自分自身の野球技術の中で「足りないものや磨きたいもの」を持っているのだということを理解させられる。

そんななかでHit BB(ヒット・ベースボール)では、ファイターズ時代に苦楽を共にしてきた元指導者・選手の方々がお子さん達を指導されていた・・・というお話を聞いて、きっとお子さん達への熱い思いや野球への思いがあるのだな・・と感じさせられるのだが、そのような「思い」を現実の世界に一つの形として提示していくのはやはり大変な作業だし仕事ではないのかと思っている。

ゴルフにせよテニスにせよ、その他にも様々なスポーツがあるけれど、上を目指せば「プロフェッショナルの世界」があって、もしそこを目指すのであれば、「上を目指せる技術指導」は欠かせないものとなるし、それがある程度の年齢に達する以前から行われているのが現状であればこそ、だからこそ低年齢時から本物の技術指導を受けることができるならば、それがお子さんたちの可能性を開く大きな力になるのではないかと思うし、そのような環境を形作ろうとしていることはとても素晴らしいことだと思う。

一つのものを形作りながら、それを定着させ理解を広げていくのは更に大変なことだと思うけれど、地域の中で「子供たちに野球への夢と希望」を様々な形で届けているHit BB(ヒット・ベースボール)のような少年達への野球教育に私も賛同しつつ是非協力できればと思っています。

確かに「環境を整えていく」ことは大切だと思いますが、まず「人間の情熱」があればこそ、そこに未来あるお子さん達を育む大きな力になっていくのではないでしょうか。

【Baseball education】

野球教室、野球コーチング術、プロの指導による少年野球の技術とメンタルの育成

Hit BB(ヒット・ベースボール)

東京マラソン2011を完走しました!!(もちろん院長じゃないですよ!)

仕事をこなしながら年間を通してマラソン大会へ出場されている社会人ランナーの方々がここ横浜・多宝堂には数名おこし下さっておりますが、開院以来からご来院いただいている保母さんランナーのHさんが見事に2月27日(日)に開催された「東京マラソン2011」で完走を果たされたそうです。完走タイムは「3時間44分」だったそうですが、当日は体調も頗る良かったようなので、本当に良かったです。Hさん、おめでとうございます!(*^_^*)

当日はテレビで録画しながら施療の合間合間で中継を見ていたんですが、しかし凄い出場者の数なんですね東京マラソンは。

先日も川和町からご来院頂いた北海道ご出身の男性が、やはり数年前からマラソンにチャレンジされているというお話しを伺ったばかりだったんですが、「東京マラソンもそうだけど、今は大会にエントリーしてもなかなか抽選に当たらないんだよね・・。それだけみんな走っているということなんだろうねぇ。」ということで、ランナー人口が本当に増えているみたいなんですね。

ここ都筑区には緑道が続いているので、よく見ているとランナーの方々が練習で走っている姿を目にする機会も多くなりましたよね。ランニングは健康に良いっていうのは誰しも理解出来ることだとは思いますが、僕はランナーの方々の「下肢」をいつもこの手でマッサージしながら感じているのは、「なんて素晴らしい筋肉なんだろう!」ということなんですね。

野球やサッカーをプレーしている人達の下肢の筋肉というのは、とても硬いんですね。ボールを蹴ったり、ボールを投げたりバットを振ったりする場面では、どうしても「踏ん張る動作」が入りますから、そのような動作によって下肢の筋肉はどちらかというと硬くなりがちなんでしょう。しかし走る動作で下肢の筋肉が硬くなるといっても、野球やサッカーをやっている方々のような硬さには絶対にならない・・・これだけは云えると思います。今まで多くのランナーの方々の下肢をマッサージしながら一番実感してきたのは、「良い感じで走れていれば、フルマラソンに出場した後であっても、非常に柔軟性に富んだ筋肉の状態になっている。」ということなんですね。

もっともウルトラ・マラソンや山岳マラソンのように距離がもっともっと長くなったり、長い坂道が続くコースの場合には別の話になりますが・・・。

長いスパンで考えてみると、ランナーの方々にもバイオリズムのようなものがあって、なかなか思うように走れず調子の悪い年もあれば、非常に快適なランニングを行える年もきっとあると思うんですよね。そんな中で横浜・多宝堂に起し下さっている皆さんの下肢の状態や腰・骨盤の状態を確認してみると、「良いときと悪いとき」の差が「よく現れているんじゃないかな?」と思うことがあります。

僕が感じてきたのは「腰や膝の裏」にストレス性の筋緊張を認める場合には、「あまり調子が良くないんじゃないかな?」と感じてきましたし、「大腿四頭筋と前脛骨筋」に柔軟性に富んでいる「良い張り」を認めると、「きっと上手く走れているんじゃないのかな?」と感じることが多いんですね。もちろん多少の個人差はありますが、それは直接この手から感じ取る事の出来る「筋肉の張りから現在の状態を確認する私自身の物差し」になっているんですね。

プロ野球の世界でトレーナーをやっていた頃もそういった部分を大切に仕事を続けてきたので、どうしても「良い状態なのか悪い状態なのか?」という自分自身の物差しを常に無意識的に感じ取る「クセ」がついてきてしまったんじゃないかと思うんですが、それは施療家としてはとても大切にしなければならない部分じゃないかと思うんですよね。

「悪い状態の筋肉の張りをいかに良い状態にするのか?」また「良い状態の筋肉を常に維持させていくにはどうすれば良いのか?」そんなことを考えながら今まで施療を行ってきました。そのなかには「鍼治療によってアンバランスな筋肉の状態を改善」したり、どうしても腰や股関節周囲の緊張が取れない場合には「ある手法」によって、今まで腰痛や股関節痛を改善してきたんですが、それは「教科書」には載っていないけれど、今まで多くの施療の中から培ってきた私自身の大切な治療術になっているんですね。

筋肉は「収縮したり伸張しながら力発揮」をしていますが、スポーツ競技によっては、あらゆる動作要素が加わってきます。野球とマラソン・ランナーでは走的要素による共通項もあれば、「全く違う動的な要素」があるので、疲労をおこす各筋肉の部位にも大きな違いがみられています。それはバスケットボール選手とバレーボール選手にも当然違いがみられますし、テニス・プレーヤーとゴルフ・プレーヤーにも違いが見られるのと同じ事なのです。

そのスポーツ競技の動作的な要素から「どこに一番負担がかかるのか?」というのは、よくよくそのスポーツを行っている選手の「動き」を実際にこの目で見てみないと解らない事も多いものなのです。しかし長い間にわたって様々なスポーツ選手達の身体に施療を行いながら、私自身の手の感触から出来上ってきた経験的な物差しによって、今ではスポーツ競技名を聞くだけで、「何処に一番負担がかかりやすいのか?」を事前に予測してしまえるようなケースも多くなってきました。もっともすべてのスポーツ・・・というわけにはいきませんよ(笑)

まだまだ私が経験していないようなスポーツ競技を行っている方々への施療を心待ちにしているのは、実はそんな理由からです。昨年はウインドサーフィンやスカッシュ、それからスキーやスノーボードを行っている方々の施療を通じて大切なことを感じ取ることが出来ましたし、これからも様々なスポーツ競技の方々と出会ってみたいものですね(*^_^*)

川和シャークス/第4回ポップアスリートカップ全国大会出場 & 日本ハム旗 第12回関東学童軟式野球秋季大会・神奈川県大会優勝 おめでとう!

Yhtd10113010

今年もここ地元・少年軟式野球チーム・川和シャークスが頑張ってましたね。 

☆ 横浜市都筑区学童軟式野球チーム/川和シャークス

川和シャークス・第4回ポップアスリートカップ全国大会

 

川和シャークス・日本ハム旗 第12回関東学童軟式野球秋季大会.関東学童軟式野球神奈川県大会優勝 

 

大会トーナメントPDF


川和シャークスは4年生から6年生まで、各学年でそれぞれチームを組んでおり、年間を通して様々な大会にチャレンジしている様子でしたが、今年もお子さん達がここ横浜・多宝堂にやってきて、肩や肘の状態をチェックするためにご来院いただきました。

以前から治療院のホームページでもお話ししてきたことですが、お子さん達の肩や肘を良好な状態で年間を通しプレーさせて欲しい・・という思いがあって、横浜市内の各少年野球チームからご相談を頂きながら、その際には指導者さん親御さん達にはお子さん達のメディカル・チェック等の大切さを呼びかけて参りました。これからも野球少年達が夢を抱きながらずっと野球をプレーできるように、陰ながら応援していきたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。こうして地元の川和シャークスが頑張っている姿を見せてくれると本当に嬉しいですね。

アメリカ独立リーグ/チコ・アウトローズの吉田えり投手が訪れてくれました

今日は今年1年間、単身アメリカへと渡り、アメリカ独立リーグ・チコ・アウトローズの投手として投げ抜いてきた吉田えりさんが訪れてくれました。久しぶりにえりちゃんとお会いして感じるのは、「随分と体格がしっかりしてきたな。」ということです。

やっぱりアメリカでは食事の内容も日本とは違うだろうし、ましてや多国籍の猛者達に交じって野球を続けてきたわけですからね。良い経験をアメリカで沢山積んでこれたんじゃないかなと思います。

リーグ試合数は約90試合くらい・・とのお話でしたが、試合時のバス移動では「最長21時間」もかかったそうですよ。日本じゃまずあり得ないことです。アメリカは移動するだけでも大変なんですね、きっと。

チームにはトレーナーもコンディショニング・コーチもいないので、すべて選手自身で体調管理や怪我の対応を行わなければならないそうですが、そういった環境の中で野球を続けることで大切な何かを学んでこれたんじゃないかな。えりちゃんのお話をお伺いしながら、そんな風に感じました。そういう意味では日本の野球界はまだまだ恵まれている方じゃないのかな・・。自分自身の夢に向かって一歩一歩頑張っているえりちゃんはやっぱり輝いていて、成長した姿を私に見せてくれました。今日はとても嬉しかったです。えりちゃんまた是非来て下さいね。心よりお待ちしております。

加藤貴大選手が育成選手ドラフト1位指名を受けました!

先日、訪れてくれたプロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ所属の加藤貴大投手が、28日の日本プロ野球ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから育成選手ドラフト1位指名を受けたそうです。大変おめでとうございます。

ご存知の方も多いと思いますが、加藤君のお兄さんはここ地元・川和高校・硬式野球部出身で現在はプロ野球選手(ヤクルト・スワローズ No.16  加藤幹典投手)として頑張っています。お兄さんの幹典さんも弟の貴大さんも体格に恵まれ共に速球派の投手ですが、更に磨きをかけながら球界を代表するような大投手に成長して下さいね。心から応援しております。(院長)

日本女子スカッシュ界のトップ・プレーヤー小林海咲さんが訪れてくれました

先日、日本女子スカッシュ界のトップ・プレーヤー小林海咲さんが訪れてくれました。海咲さんは現在20歳。彼女は12歳の頃からスカッシュを始めたそうですが、今は日本を代表するプレーヤーとして世界の強豪達に勝負を挑んでるんです。凄いですよね。普段はそれほどマッサージを受ける場面は少ないそうですが、今回は調整の為に、お父さんのお薦めもあって施療を受けに訪れてくれました。ありがとうございます。

11月には中国で行われるアジア大会がありますから、コンディションを万全に整えて、是非 良い成績が残せるように頑張って下さいね。心から応援しております。
海咲さん是非また来て下さい。本日はどうもありがとうございました!

 

安らかに・・・

Yhtd10111108

読売巨人軍・木村拓也1軍守備走塁コーチが昨日7日の深夜、広島市内の病院で亡くなられたと報道を通して知りました。信じられません。本当に残念です。

当時、木村君は日ハムの新人選手。私は日ハム専属2軍トレーナーの1年目でした。練習を行っていた多摩川グラウンドへと向う前、新人選手達は必ずトレーナー用具や野球用具などの積み下ろしや選手達のアイシング用の氷の準備、練習が終わってからは交代で合宿所の電話当番をやっていたりと、そういった雑用仕事もこなしながら、野球の練習に取り組んでいました。

しかし彼は何一つ愚痴を言わず、黙々とそういった雑用仕事であっても真面目にこなしながら、グランドでは人一倍負けないくらい練習をこなしていました。

当時、彼はキャッチャーで入団。ファーム・バッテリーコーチの淡河さんから毎日毎日厳しいノックを受け、彼のユニフォームはいつも泥まみれでしたが、いつも鋭い眼差しを感じていました。

練習中、彼の打球を目で追っていると、いつも内野の頭を越えるのが精一杯でしたが、だからこそ毎日毎日スイング練習に明け暮れていたのでしょう、手にはいつも沢山のマメが出来ていて、トレーナーボックスからテープを取り出しては、手のひらにテープをグルグルと巻きつけては、再びバットを何度も何度も振り続けている姿を目にしていました。

トレードで木村君が広島カープに移籍する頃、私はちょうど時を同じくして1軍トレーナーとして勤務することになり、それから数年後、彼が広島で大活躍する姿をテレビの画面で見つめては多くの勇気を貰いました。

「あれだけ努力してきた男なんだから、1軍で活躍して当然だよな。」

心の中ではそんな思いもあったのですが、広島へと移籍した木村君はきっと日ハム時代にも増して努力を重ねながら球場でプレーしていたのでしょう。キャッチャーとしてプロ野球の世界に入ってきた木村君はいつの間にか、セカンドを守りスイッチヒッターになっていました。

そんな木村君の勇姿を見て、「プロ野球というところは才能だけで生き残れるような甘い世界じゃないんだな。いかにして自分の生きるべき道を創るかなんだ。」と感じさせられたものです。

当時 ドラフト上位で日ハムに入団した選手達の中には、彼よりも先にユニフォームを脱がなければならなかった人達もいました。だから実績を買われドラフト上位で入団出来たとしても、ただそれだけのことで生き残れるような世界では無いということです。木村君はドラフト外の入団だったのですから。

当時のドラフト外選手と云えば、現在の「育成枠選手」を指していますから、木村君の努力がどれくらいのものだったのかを考えてみると、それは計り知れないものだったのではないかと思いますし、きっと強い意志が備わっていたのでしょう。

その後、広島から巨人へと二度目の移籍があり、そしてアテネ・オリンピック出場を果たし銅メダルを。そののちにもジャイアンツに無くてはならない選手として大活躍、昨年は古巣の日ハムと日本シリーズで対戦し、惜しまれながら現役を引退。今年から指導者へと新たな第一歩を踏み出したばかりでしたが、きっとチームの中でも信頼される存在だったのではないかと思います。

今年度のプロ野球・新人研修で木村君が新人選手達に講義を行った・・・という報道がありましたが、ジャイアンツのホームページに講義の内容が掲載されていました。是非、野球少年達にも読ませてあげたい内容ですね。


謹んでご冥福をお祈りいたします。
木村君 安らかに。

阪神タイガース・田上健一選手が遂に選手登録されました

横浜・多宝堂の元学生クライアントさんの中から、遂に初のNPB選手が誕生しました。

今季・ 阪神タイガースの育成枠ドラフト2位で入団した創大出身の田上君が、昨日29日付で同球団の育成枠から最短で支配下登録。背番号は126から「61」になりました。本当にこれまでよく頑張ってきましたね、私も本当に嬉しかったです。おめでとう田上君!厳しいプロの世界ですが、創大時代からガッツあるプレーと負けじ魂で努力してきた田上君ですから、更に更にその上をいくようなガッツ溢れるプレーで、多くの人達に感動を与えられるような素晴らしい選手に成長して下さいね。

タイガースには今季から1軍の打撃コーチに就任した片岡コーチ、それから中村豊守備走塁コーチ、そして下柳投手、金村投手と皆んな日ハム時代、共に戦ってきた素晴らしい野球人達がいますから、きっと素晴らしいアドバイスを沢山くれるはずです。みんな良い人達ですから、どんどんぶつかっていって下さい。

The first solo live of Mr.Shimizu

Ythd1002244

Ythd1002243_2

Ythd1002242

Ythd1002241

Ythd1002245_2


KENSOの清水先生のファースト・ソロLIVE。横浜アリーナ1階にあるSUNPHONIX HALLで行われる・・・ということで、今回は娘の高校合格祝いを兼ね娘と二人っきりで行って参りました。清水先生の演奏を生で見させて頂くのは、今回がまだ2回目になるんですが、昨年のお盆に行われたクラブチッタ川崎での2009 KENSOライブ以来です。今回ものっけから勢いのある演奏で娘も目を丸くしていましたが(笑)、いや・・・本当に素晴らしい演奏でした。

今回バンドに参加されていたドラマーの山本はるきちさんはKENSO二代目ドラマーだったそうですが、さすが元KENSOのメンバーですね。ドラミングのキレが最高に気持ち良かったし、耳に残りますね。お人柄がサウンドに表れている気がします。ピアノ&キーボード&バイオリンで参加されていた石黒さん&清水先生のトークがやや突き刺さってる感じがして(笑)、お二人の間柄の親密さがとても伝わってきましたね。

小口さんと三枝さんはKENSOのメンバーなので、昨年のイメージを重ね合わせながら演奏を聞かせて頂いたのですが、お二人とも個性があって雰囲気ありありでした。もちろん清水先生のギターサウンドもガンガン響いて参りましたが、昨年のKENSOライブのときよりも箱が小さかったせいなのか、バンド全体のサウンドも良く耳に届いて音像の輪郭が鮮明なサウンドでした。

サンダーバードのテーマも結構楽しかったんですが、やっぱり個人的にはジョン・レノンのコールド・ターキーが良かったかなぁ・・・。清水先生のギター・リフもばっちり決まってましたしね。高校時代、僕自身はあまりプログレを聴いていなかったので、今回カバーされていた楽曲全部が新鮮だったんですが、それにしても変則拍子は難しいですね・・(苦笑)演奏を聞きながらリズムを取ってみるものの、やっぱりリズムに上手く乗れません・・・。「一体、どうすればあんなに難しい変則拍子の楽曲達を演奏出来るようになるんだろうなぁ・・。」

ライブ後、楽屋に案内して頂き、清水先生と記念撮影をさせて頂いて、娘も大変喜んでおりました。清水先生、ありがとうございました!!(*^_^*)


Ythd1002246

荏田高時代のバンド仲間・K女史が訪れてくれました

昨日は荏田高校時代のバンド仲間だったK女史(旧姓Mさん)が、カッコいい小学生のジュニアY君を連れて治療院に訪れてくれました。K女史は高校卒業後もバンド活動を続け(女の子集団のバンドだったんですよ・・・)、どうやらその後には音楽事務所に所属していたそうなんですね。

それからはあの「TUBE」のサポート・メンバーとしてTUBEがデビューしたばかりの頃には、彼らのバックでキーボードを弾いていたそうなんです。凄いですよね。

現在は町田市で音楽教室を開いていて、お子さん達にピアノやエレクトーンなどを日々指導している二人のお子さん達の現役ママさんでもあります。ジュニア君は今回、生まれて初めて鍼をすることになったわけですが、初めはやや緊張気味だったものの、マッサージを受けている際には「気持ちい~い~。」と(笑)言って、かなりリラックスしてましたね。

高校時代の同窓生のお子さんを施療しているなんて・・・本当に僕らは歳を経てしまったんですね(苦笑)

でも生涯青春の意気込みでこれからも若い人達に負けないくらい元気に頑張っていこうと思ってます。昨日はお子さんを連れてきてくれて、本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。

それから先日、開院以来ずっと施療を受けに来てくれていた中学3年生のY君が久しぶりに訪れてくれました。彼は受験の為に野球を一時中断していたそうなんですが、高校合格が決まってから、すぐに野球の練習を再開したとの事で、その際に以前傷めた事のある肩痛をまた再発させてしまったんだそうです。しかし何と・・・高校の行き先がこれまた「ニューヨーク」なんだそうですが、いきなりビックリしました(苦笑)

ベースボールの本場で野球をプレーすることが出来るなんて、Y君は本当に幸せ者ですよね。本当に羨ましいです。まずはアメリカへ行く前に傷めた肩を良い状態に戻す為に共に頑張りましょうね。Y君、高校合格の報告してくれて本当にありがとう!嬉しかったです。

中学3年生と云えば・・・私の長女が遂に高校合格を果たしたわけですが、実は荏田高校に入学が決まりました・・(笑)いや・・・これで私の娘でもあり、そして後輩にもなったわけですからね。何だか不思議な心境になりました。

昨年の9月から始めた玄米食効果により、現在は77kgを割るところまで減量に成功しておりますが、目標まで後2kgといったところまできております。

このまま行けば期待大でしょう!ということで・・最近は身体が軽くなって施療中の動きもかなり機敏でスムーズになっている院長ですが、皆様、これからも宜しくお願い致します!

入来祐作君が訪れてくれました

今日は昨年から横浜ベイスターズで打撃投手を勤めている入来君が沖縄・宜野湾キャンプ前の調整ということで施療を受けに訪れてくれました。入来君とは日ハム時代から色んなお話をしてきた仲ですが、人間味のある彼のトークにはいつもこっちの方が癒されています。

明後日から春季キャンプの為に沖縄入りするとの事ですが、1年間故障することなく、チームの為、家族の為に是非頑張って下さいね。地元・横浜ベイスターズも今年は監督さんが変わって新チーム体制となりますが、セ・リーグを盛り上げていく為にも是非今年は素晴らしい戦いを見せて欲しいものですね。

Yさんご夫婦・・遂にTwins 誕生です!

Ythd091123

昨日は川崎市から久しぶりにYさんご夫婦が施療を受けに訪れて下さいました。Yさんの奥さまからご予約のお電話を頂いた際、「実は今、私 妊娠4ヶ月になるんですけど、マッサージってやって貰っても大丈夫ですか?」とのご質問を受けました。

「赤ちゃんが出来たんですね!それはそれは本当におめでとうございます。良かったですね。お腹に負担が来ないような形であれば大丈夫ですよ。どうぞいらして下さい。お待ちしております。」

しかし施療をお受けする約束をしたものの、一応 念のために女房にも相談しておこう・・・ということで、看護士である妻にもきちんとお聞きしてから(笑)、昨日はYさんの奥さまへの施療を無事に行わせていただく事が出来たわけですが、内心はちよっとホッとした院長でした。何しろ妊娠中にマッサージしたことがあるのは、自分の嫁さんくらいでしたから・・・。男には良く解らない事ってありますしね。そんなときには嫁さんにいつも相談してます(苦笑)

Yさんもここのところ仕事が大変忙しかったご様子で、「10月は3日しか休みがありませんでした。」と仰られていた通り、体の方もかなりのお疲れが溜まっていた様子でしたが・・・。でもお子さんが生まれるということで、心はハッピー色満開の雰囲気アリアリでしたよね。Yさん、本当に嬉しそうでした。

Yさんご夫婦の赤ちゃん・・・実は双子なんだそうですよ。初めての赤ちゃんが双子・・・これからお父さんもお母さんも子育てが大変だなぁ・・とは思いますが、きっと可愛い双子ちゃん達が生まれてきますよね。お二人とも美男美女だし。

Yさん、本当に良かったですね。
おめでとうございます(*^_^*)

これからも二人仲睦まじく・・・幸せなご家庭を築いていってください!
無事に出産を迎えられるよう、私も心から祈っております。。。
生まれてきたお子さん達が大きくなったら・・・
きっと4人でホノルル・マラソンですね。

・・・ということで、遂にクライアントさんの中から「赤ちゃん誕生」のご報告がありましたので、今日は治療院ブログの中で綴らせて頂きました。新たな命の誕生って・・・一番素敵な出来事ですよね。本当に良かったです。

親友T君 生まれて初めての鍼治療

Yhtd101018


今日は荏田高同窓生の親友T君が初めて施療を受けに訪れてくれました。T君は約2週間前に足を捻ってしまったとの事で、先日の同窓会で会ったときにも、かなり痛そうにしていたんですが、まだ少し患部が腫れていましたねぇ。

「生まれて初めて鍼を打つことになったT君」

施療を開始して初めの頃はかなり緊張気味でしたが、足の浮腫みを取る為に行うマッサージの際には、だいぶリラックしてたのかな?(笑)

いずれにしても生まれて初めてですから、やっぱりね、その怖い気持ちというのは痛いほど良く解ります。ですから今日は優~しく優~しく施療を行わせて頂きましたからね(笑)

足首の捻挫で関節周囲が腫れるのはあまり良くないことだと思われがちですが、実は腫れない捻挫のときよりも治りは早いんですよ。中途半端な状態が一番予後が悪いので、そういう意味で言えば、あともう少しの辛抱だと思います。出来れば足首の捻挫をした直後にアイシング(氷で冷やす)をしていれば、本当は良かったんですが、もし今度足首を捻ってしまったときには是非アイシングを行って下さい。宜しくお願いします。

さて・・玄米菜食に切り替えてから、もう彼これ3週間と数日経過致しましたが、昨日の休日は次男を連れて港北の湯に行ってきました。

その際に体重計に上がってみると・・・・なんと!「あと80㎏まで僅かなところ」を指してました。嬉し~い!これで3週間で約4.5㎏体重が減ったわけですが、確かに身体が軽くなってきましたよ。階段の上りが少し楽になってます。目標体重まであと5㎏減といったところですが、なかなかここからが難しいんでしょうね。

でも今まで体重が増えてきつかったジーパンもしっかり入るようになったし(笑)、20代の頃に履いてたスリムのジーパンも夢じゃないかな?なんて思ったりしてます。恐るべし玄米パワーですね。

それから先日、町田市から野球少年が初めて施療を受けに訪れてくれたんですが、どうやら肘の軟骨に障害が及んでいるとの診断を受けたようです。私が現在の肘の状態を判断しても、特に投球を制限する必要は無いと思うんですが、医師から「ピッチャーは辞めておいた方がいい。」と言われたそうなんですね。

確かにピッチャーというのは投球数が多くなるし、野手に比べれば肘への負担は多いですからね。その辺りの判断は非常に難しい部分でもあるんです。安全策を講じるとすれば、やはり投球の少ないポジションにコンバートすることが一番だと思いますが、彼の肩の要素からすればピッチャーとして充分やっていけると思うからです。

まずは投球数に制限を加えつつピッチングを行ってみて、肘周囲のコンディショニングを保てるように今から心がけていくならば、けしてピッチャーを諦める必要は無いと私は思います。ただしどうしても肘に違和感が生じてきたり、癖のあるフォームを継続してしまった場合には、障害が進んでいくことも考えておかなければなりませんから、投手と野手の両側面で練習を行いつつ、経過をしっかり把握していかなければならないのは言うまでもありません。

またもし何か疑問に思うような事があれば、是非御相談下さいね。いつでもお待ちしております。

今日は荏田高校の同窓生が訪れてくれました

Yhtd100412hdr

今日は神奈川県立荏田高校時代の同窓生が同窓会特設ホームページに高校時代の友人N君が当ブログのリンクを書き込んでくれたおかげで、鴨居に住んでおられる同窓生Mさんがそれを見て、当院に初めて施療を受けに訪れてくれました。

Mさんは現在、二児のお母さん。そして日々の家事と仕事をこなしながらも、ママさんバレーに励まれているのだそうですから、本当にパワフルな生活を送られているようでしたね。

高校時代は隣のクラスで、しかも同じ体育科だったということを更に思い出しながら、今日は高校当時のお話に花を咲かせながらの施療となったんですが、あまり話の方ばかりに脱線しないように・・・と気を引き締めながら治療を行わせて頂きました(笑)

一足早い同窓会?を治療院で迎え、昔の友人達の「今」を心の中で想像しながら3日の日を心待ちにしているといったところです。

The first album of TRI-Offensive・・・Creativity more than skill

昨日、小森さんからプレゼントして頂いた TRI-Offensiveのファースト・アルバムCDをPCに入れ、PC経由のUSBオーディオ・インターフェースに繋いである外部ミニ・スピーカーのBOSE-M3による音響で聴かせて頂くことにしました。まず随所に織り込まれたギターとベースの「ユニゾン」が、これまたアルバム全曲を通しての爽快さに繋がっている・・・という感想を抱いたのですが、小森啓資(Keisuke-komori)氏が繰り出す正確無比な変則拍子を滑らかに縫いつつ織りなされるギターが奏でる旋律は、何か今まで聞いた事の無い「新鮮さ」を感じさせられました。

菰口雄矢(Yuya-Komoguchi)氏のギター・テクニックと感性を下から支えている岡田治郎(Jirou-Okada)氏の正確無比でタイトなベース・フレーズがまた全体を通して心地良さを醸し出しているような気がします。そんな中で小森さんが作曲されたという、アルバム4曲目に挿入された「レヴェレイション・ドリーム」は壮大なスケールのバラード楽曲ですが、ヒート・アップしそうな前半の楽曲以降に差し掛かる手前で、やや「ホッ」と一息つける、これまた心地良さも織り込まれているところが良いですね。そしてその次に挿入されている5曲目の「パラレル・ワールド」という楽曲は3人合作ということもあるのか、スペシャリスト3人の「職人技」が随所に散りばめられた世界観もビシバシ伝わってきましたね。この「パラレル・ワールド」は「一番心に訴えるものを感じさせられた作品」としてアルバムを通して聴いて最後まで印象に残ったのですが、とにかく・・・凄いバンドです。

最近はこんな硬派なトリオ・バンドなんて日本じゃ見たことも聞いたこともありません。TRI-Offensiveという・・・その名の通り3人編成の最小単位のバンド編成でありながら、実際に演奏される数々の楽曲達は、タイトでありながらずっしりと身体に響いてくるスケール感と「音と音の隙間から聞えてくる何か?」を感じさせられる、ミステリーに富んだ音の世界を構築していると感じます。そんな偉大なバンド・マスター小森さんに横浜・多宝堂をいつもご利用して頂けるなんて・・・私はやっぱり幸せ者だと思ってます。本当にありがたいことですね。発売前にわざわざファーストCDを持って施療に訪れていただけるなんて、TRI-Offensiveのファンの人達が聴いたら、きっとマジで嫉妬されるんじゃないかと思いますよね。しかし凄いバンドが生まれたもんですね・・・。CD発売と同時に全国ツアーも開始するそうですが、今年の夏はこの「TRI-Offensive」が日本の音楽シーンの歴史を塗り替えるかも知れませんね。

小森さん、これからも良いコンディションを保ちながら、攻めて攻め続けて下さいね。院長も真っ向から応援させて頂きます。ありがとうございました!
____________________________

First Album The TRI-Offensive
メジャー・レーベルより2009/6/24全国一斉発売!

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3587661 (試聴可)


KING RECORDS 楽曲視聴&LN
http://www.kingrecords.co.jp/trioffensive/index.html



First Album The TRI-Offensive/発売記念ツアー
http://www.keisukekomori.com/drums/schedule/

 

TRI-Offensive Official Site
http://www.tri-offensive.com/

 


Guitar:菰口雄矢(Yuya-Komoguchi)

http://www.eonet.ne.jp/~guitar-yuya/

 

Bass:岡田治郎(Jirou-Okada)
http://jiro-okada.com/

 

Drums:小森啓資(Keisuke-komori)
http://www.keisukekomori.com/

Trioffensivefirstcd

第58回 全日本大学野球選手権大会 創価大学硬式野球部ベスト8進出!

今日は創価大学硬式野球部の応援に東京ドームまで行って参りました。

結果は東北福祉大学を【4-1】で破り、創価大学がベスト8進出を果たしました。

みんな良く頑張ってましたよ。おめでとうございます!

テンポの良いエースのピッチングと、欲しいときに点が取れる打線、それから内野は一つだけミスはありましたが、外野はほぼ完璧だったんじゃないかなと思います。みんな良く走れてたしね。

控えのピッチャー(背番号11)のピッチングも是非見てみたかったんだけど、今日はエースが完璧でしたからね。次の試合でも今日のようなテンポの良さで行けば、きっと勝てるでしょう。

創価大学硬式野球部の皆さん、今日はお疲れ様でした。
また明日から優勝目指して頑張って下さい!応援してます!

第58回 全日本大学野球選手権大会ー対戦組み合わせ表
http://www.jubf.net/alljapan/alljapan2009_tournament.html


0_2

01

1

2

21

3

4

5

51

6

61

7

8

9

A1

A2

A3

A4

A5_2

A6

A7

A8_2

A9

A10

A11

A12

A13

A14

A15

A16

A17

A18

60-year-old man runs on the road with TRIUMPH BONNEVILLE T100.

Ks1001

治療院の近隣に住まわれている元日本ハム職員のNさん。昨日は今年購入したばかりのピカピカのモーター・サイクルに跨って施療に訪れてくれました。若かりし日から憧れていたモーター・サイクルを操り、今 走ってきたばかりで少し蒸し暑かったせいなのか汗を拭いながら、着ていたライダースーツを脱いでから治療室のベッドへと。

Nさんは以前から、定年退職後には念願のTRIUMPHを手に入れる・・と、いつも私にお話ししてくれました。そして昨日、初めてその愛車で横浜・多宝堂へとやってきてくれました。800cc以上の排気量とクラシック・スタイルでありながら最新のエンジン・システムを積み込んだTRIUMPH BONNEVILLE T100。

Ks1003

Ks1004

燃料タンクの重厚さも確かに目を引くけれど、やっぱり横から眺めても前から眺めてもバランスの良い車体。その視覚から醸し出されてくる雰囲気こそ、このBONNEVILLE T100の良さなのかも知れません。メーターを覗き込んでみると220kmまで・・・きっと速いんでしょうね。性能も凄いけれど、マフラーから響いてくる「あのトライアンフならではのエキゾースト・サウンド」が低く重く響いてくるのが堪らないですね。

Ks1005

治療院前に停車したBONNEVILLE T100に一度跨らせて頂いてから、携帯カメラで数枚写真を撮らせていただきましたが、しかし写真で眺めていても華のあるバイクです。私も19歳当時にバイクの中型免許を取ってから、250cc、400ccへとモーター・サイクルに続けて乗っていたんです。ところが同じ職場の2つ年上の先輩が23歳にしてバイク事故で亡くなってしまったことをきっかけに、私は22歳以降からはバイクに乗るのを辞め車にしてしまったんです。

 

モーター・サイクルの世界は確かに素晴らしいけれど、やはり死と隣併せの乗り物であることに違いはありません。だからこそ惹きつけられるのかもしれませんが、命がけで乗らなければ痛い目に合う・・・つまりそれだけ体力も必要だし、神経が研ぎ澄まされていないと安全に操る事の出来ない不完全な乗り物・・・それがモーター・サイクルの魅力なんだと思います。

 

「赤いチャンチャンコの代わりだからね。」

 

Nさんは私にそう言って満面の笑みを浮かべてくれましたが、まだまだ長生きして頂かなくてはね(笑)

 

海や山へと道の続く限り、TRIUMPH BONNEVILLE T100を操りながら、道を駆け続けていくことだと思いますが、これからも身体に気をつけて・・・お孫さん達にカッコいいお爺ちゃんぶりを発揮しながら(まだお爺ちゃんじゃなかったかな・・・)、いつまでも長生きしてください。宜しくお願いします(*^_^*)

 

院長もいつの日か・・・Nさんみたいにカッコいいバイク乗りになりたいなぁ・・と思った昨日でした。

 

TRIUMPH JAPAN
http://www.triumph.co.uk/japan/

TRIUMPH BONNEVILLE T100
http://www.triumph.co.uk/japan/2009%20Triumph%20BonnevilleT100_3870.aspx

Ks1002

創価大学硬式野球部&桐蔭横浜大学硬式野球部・・・第58回 全日本大学野球選手権大会出場!

創価大学と桐蔭横浜大学が共に第58回 全日本大学野球選手権大会に出場します!両校共に良かったですね、おめでとうございます!

大会は6月9日(火)~14日(日)(雨天順延)に行われる予定だそうですので、是非、大学野球の精鋭達に皆様の暖かい声援を宜しくお願い致します!きっと熱い戦いが繰り広げられることでしょうね。

大会概要はこちらから⇒http://www.jubf.net/alljapan/index.html

対戦組み合わせ表はこちらから⇒http://www.jubf.net/alljapan/alljapan2009_tournament.html

____________________________

それからファイターズ時代からの戦友・芝草宇宙さんが「野球・ピッチング―世界レベルの投球理論で投げる (SPORTS GREEN BACKS BASEBALL) (単行本) 」という本の中で少年期からプロ野球選手時代に至るまでのピッチャーとしての自身のエピソードを交えながら大切な事をお話しされています。詳細内容は以下のようなものになっています。

すぐわかる!キャッチボールはピッチングの基本
キミのピッチングを改造!ストライクが投げられる
プロに学ぶ速くなった、そのとき(芝草宇宙)
速さとキレを手に入れる!世界にとどくピッチング
大きく育て!少年野球のピッチング
世界の投手を解剖!これが世界のピッチングだ
きっと行こう!甲子園、そして、その先へ(香田誉士史(元駒大苫小牧監督))
プロが斬る!打者はこんな目で投手を見ている(初芝清)
まっすぐ伸びる!ジュニア世代の成長目標
知っておこう!グラブ選びの基礎知識
読んで上達!野球ルールのポイント

ピッチャーの人達には読んで頂きたい内容満載ですし、少年野球指導者層の方々にも是非読んで頂きたい内容になっているようですね。もちろん横浜・多宝堂にもこの本を置かせて頂きましたので、ご来院の際に目を通してみて下さいね。

またバッティングの方は「野球・バッティング―世界基準のフルスイングで打つ (SPORTS GREEN BACKS BASEBALL) (単行本) 」という本が同時に出版されていますので、こちらの方も芝草君からお勧め頂いておりますので是非読んでみてくださいね。詳細内容は以下のようなものになっています(*^_^*)

すぐできる!野球1年生のためのスイング講座
キミのスイングを改造!内野ゴロをヒットに変える
プロに学ぶ飛距離が伸びた、そのとき(初芝清)
めざせホームラン!世界基準のスイングをしよう
大きく育て!少年野球のバッティング
世界の打者を解剖!これが世界基準のスイングだ
きっと行こう!甲子園、そして、その先へ(香田誉士史(元駒大苫小牧監督))
プロが斬る!投手はこんな目で打者を見ている(芝草宇宙)
まっすぐ伸びる!ジュニア世代の成長目標
知っておこう!バット選びの基礎知識
読んで上達!野球ルールのポイント

小さな星を見守りつつ・・・

Yhtd764265

治療院を開業して一番初めに感じたことは、本当に色んなご相談をクライアントさん達からお受けする・・・ということです。特にプロ選手を含め、全てのスポーツ選手に共通してお受けしてきたのは【スポーツによる身体的な故障】です。

 

そしてまず一番に考えておかなければならないのは【故障】というのは【病気】ではありませんが、スポーツ選手達の中には、自分自身の体の不調や故障によって【精神的な病】に陥る人も珍しくないのです。

 

故障によってスポーツ活動に不足が生じてくると、選手達は非常に精神的なストレスを溜め込むようになってしまうことが良くあるのです。

 

そしてストレスのはけ口が見つからず、故障から上手く立ち直れない事で自暴自棄になってしまうことはとてもマイナスです。だから選手がそんなときにはスポーツ・トレーナーとしての職務としてだけではなく【人間的な関わり】が大切になってきます。

 

プロ野球の世界で多くの選手達の身体的な故障や怪我と共に向き合ってきましたが、故障による精神的なストレスを抱えた選手達をどのようなプロセスによって立ち直らせていくのか?・・・ということは重要な課題でした。それと同じように治療院にやってくるクライアントさん達の精神的なストレスを心から察していくことは施療家としても本当に大切なことです。

 

私がファイターズのファームのトレーナー職務に付いていた時期に、ある選手が私に小さな声でこんなことを言ったことがありました。

 

「もうこの○○は完全に良くならないんでしょうね・・・」

 

私は少し考えてから「大丈夫だよ。時間が経てば絶対に良くなるから。焦ったって怪我は良くならないんだよ。今がどんな状態だって諦めなきゃ絶対に良くなるんだから。いつかは1軍のマウンドで投げてるお前の姿を見たいと思っている沢山のファンが待ってるんだよ。だからその人達の為にも絶対に諦めちゃ駄目なんだよ。いつかは必ず良くなって投げられるようになるんだから・・」

 

プロ野球の1軍の華やかな世界の裏では、故障によってユニフォームを脱がなくてはならない選手達も沢山います。そしてそういった選手達のサポートをするのも私達トレーナーの仕事です。

 

活躍している選手達をサポートするだけなら、これほど楽な仕事は無いよな・・・そんな事を感じた時期もありましたが、たしかに怪我や故障から選手を立ち直らせ、再びグランドに選手達を戻していくのは容易なことではありませんでした。だからこそ日々のコンディショニングの積み重ね・・・というものに対する真摯な態度が求められます。

 

怪我をしたり故障をする・・・そこには必ず原因があります。

 

それは日々の練習や試合による疲れからくる筋力の低下、機敏な反応の低下や不足、アンバランスな身体的構造、注意力の散漫、ストレスの多い身体操作などなど・・・・細かく分ければ際限が無いけれど、故障や怪我の原因は必ずあるのです。

 

でも過去は過去。いまさら原因を探っても怪我や故障がそれで治るわけではありません。しかしそこにスポットライトを当てるのは、「治す」為でもなく、「誰かのせい」にする為でもありません。

 

何故?そのような状態に陥ってしまったのかを「もう一度考える」為です。そして怪我をした理由や原因をよくよく考えながら、その次に考えなければならないことがあります。

 

それは「もう一度原点に戻ること」ではないかと私は考えてきました。

 

もう一度原点に戻る・・・

 

それは「何の為に今までスポーツを続けてきたのか?」というところに立ち戻っていく・・・そういうことです。プロのスポーツ選手であれば報酬を貰って職業としてのスポーツを続けて生きていかなければなりませんし、アマチュアのスポーツ選手であれば多くの大会に出場し、優勝することを目標としながら、上を目指しながら活動していかなければならないでしょう。

 

そして報酬を貰っているプロ選手達も、上を目指して戦っているアマチュア選手達も、同じ「スポーツ」を行っていますが、それでは「何の為に?」そのスポーツを行ってきたのでしょうか。そういった目的意識が薄れ、無くなってしまったり見えなくなってしまうことは、選手達にとって実は一番辛い状況ではないか・・・そう私はサポートを通じて感じてきたことが多かったのです。

 

だから故障や怪我で落ち込んでいる選手達には、「もう一度原点に戻って」とは直接言わなかったけれど、会話の中でそんな事を伝えようと努力してきたように思うのです。どんな世界であったとしても、自分の一番良いところ、自分が一番アピール出来るもの、そして自分が最高に輝いている姿・・・それが一番の宝物です。

 

今 現状が厳しくて、過去を振りかえってばかりいて前に進めなくなるよりも、まず原点に立ち戻ってから、次の自分自身を創っていくことが出来るならば、いつかは必ず輝きを取り戻す事が出来るはずです。

 

そうなれるように、まず「諦めない」で欲しいのです。

 

そして・・・周囲の人達の励ましを自分自身の飛躍のバネにしていく為にも「謙虚」に耳を傾けて・・・。誰も見ていないところで努力し鍛錬してきた人達というのは必ず、世に出て光輝いていくものではないでしょうか。真の勝利とは「最後まで諦めずに自分自身と戦った心の中」に築かれていくものではありませんか。

 

自分自身を更に輝かせていく為に・・・今 目前にある努力を共に続けていきたいものですね。心の強き姿と喜怒哀楽が多くの人達に素晴らしい感動を与えながら、頑張っている小さな星を見守りつつ・・・早朝の自宅にて(横浜・多宝堂院長)

横浜ベイスターズ・木塚投手・・・今季1勝目の勝ち星

昨日26日は横浜ベイスターズ・木塚投手がご近所にお住まいということで休日調整の為に施療を受けに訪れてくれました。やっぱりプロ野球選手っていうのは本当に身体が大きいです。

プロ野球のトレーナー時代は治療用ベッドの長さは「190cm」・・・治療院のベッドは長さが「180cm」あるんですが、やっぱり180cmじゃ、どう考えても足りない感じがしますね。

今日は相模原球場で地元の横浜ベイスターズと我が故郷の北海道日本ハム・ファイターズの試合が行われたんですが、1点差で横浜ベイスターズに軍配が挙がったようですね。

ベイスターズの村田選手のホームランが勝利を呼び込み、昨日 横浜・多宝堂に訪れてくれた木塚投手も中継ぎで登板し、結果的には勝利投手になってくれたようです。

木塚さん、良かったですね。おめでとうございます!

明日28日は横浜スタジアムで同対戦カードがもう一試合あるので、是非皆さんもスタジアムに観戦しに来て下さい。(神奈川テレビでも放映されるそうですね。)

是非、両チームの素晴らしい試合を期待しています。(天気予報がちょっと心配ですけどね・・・。)

そういえば横浜スタジアムはグランドと客席が近いので観戦しやすい球場だと思うんですが、僕はトレーナー時代はダッグアウトからとか、トレーナー・ルームのモニターからばかり試合を見ていたので、実は観客席から野球の試合を見るっていうことは非常に少なかったんです。だから明日はとっても楽しみですね。やっぱり観客席で試合を見るっていうのは良いもんなんでしょうね。

でも古巣の選手達と会うっていうのも何だかちょっと照れるので、こっそり観客席から声援を送ろうかな・・・そんな風に思ってます。

100kmを駆けるウルトラ・マラソンに挑戦!(もちろん院長じゃないですよ・笑)

Yhtd338726201

今日お越し下さったクライアントの皆様、本日は誠にありがとうございました。

今日の午前中は、いつも青葉台から御来院頂くMさんの御子息から施療スタート。Mさんは午後5時から・・・御予約ということで、息子さんの送迎と御自分の施療の為に、何と・・・午前中と午後の2回を自宅から車で往復して下さったわけですが、本当にありがたいことですね。

Mさん、いつも本当にありがとうございます。

午後7時前には、いつも川崎市から御夫妻でお越し下さるYさん御夫婦が。

前回は旦那様が東京マラソン出場、数日前にコンディション調整の為、横浜・多宝堂にお越し下さったわけですが、今回は奥さまが来週4月26日(日)に「富士五湖ウルトラマラソン」に出場するとの事で、そのコンディション調整の為に訪れて頂きました。

しかしウルトラ・マラソンと言えば、100Km以上を延々と走る大会ですよ!!

「走る」・・というと野球をやっている人にとっては部活などで「嫌なイメージ」があるもんなんですが(苦笑)、Yさんの奥さまは難なく走ってしまうそうなんですよね。やっぱり「長い距離を走る」というのも、実はその人の持っている才能なんじゃないでしょうか。私はそう感じているんですが、Yさんの奥さまも今日は体調がすこぶる良い様子でした。

1月頃から始められたという「加圧式トレーニング」の成果なのでしょうか、下半身(特に大腿部ですね)の筋肉の状態が素晴らしいの一言でしたが、昨年と比較しても更に進化を遂げているなぁ・・・という感想を抱きました。

是非、今回も目標タイムに向かって気持ち良く走り抜けて下さいね。
横浜の地より応援しております!

う~ん・・・しかし100kmですか・・。

院長は一度生まれ変わらなきゃ走れなさそうだなぁ・・

プロ野球トレーナー時代のキャッチボール

Ythd1003_3

今日4月10日(金)は福岡ソフトバンク・ホークス対北海道日本ハム・ファイターズの試合がヤフー・ドームで18:00から開始予定ですが、先発はホークスが左の和田投手、ファイターズが右のダルビッシュです。ダルビッシュは開幕戦・対イーグルス戦を3点で凌いだものの、イーグルス先発の岩隈投手の完璧な投球で敗戦。ダルビッシュは開幕戦から今日で2度目の先発ですから是非頑張って貰いたいですね。

ダルビッシュがファイターズに入団してきたのは2004年でしたが、当時は「随分と細長い体型のピッチャーが入ってきたもんだなぁ。こんなに細くて大丈夫なんかなぁ・・。」などと正直私は感じていたんです。ところが球場で一緒にキャッチボールをしたらトンデモナイ・・・・無茶苦茶キレのあるボールを投げるんです。

今までプロ野球のピッチャーと何人くらいキャッチボールしたのかは数えていないので解りませんが(笑)、その中でもキャッチボールで「怖さ」を覚えたのは数人程度です。その中の一人がこの「ダルビッシュ」でした。それから巨人から移籍してきた岡島君(現・レッドソックスですね)のボールはそれほど怖くなかったんだけど、入来君のボールは受けるのがちょっと怖かった記憶がありますね。何しろキャッチボールから全力で投げ込んできましたからね入来君は・・。

やっぱりボールを受けていて怖さを感じるピッチャーっていうのはね、ストレートの球筋が微妙に変化する人達でしたね。こうスッと落ちたり、スライダー気味に伸びてくるピッチャーはキャッチボールするのが怖くてね、こういうタイプはボールの握りが他の人とは違うんじゃないのかなぁ・・・なんていつも想像してたんですが、外国人のピッチャーもやっぱりそういうところがありましたよね。吉田えりちゃんのナックル・ボールも是非一回くらい受けてみたいですね。多分揺れて落ちてくるんだろうから相当怖いと思いますよね。

グローブの芯でボールが捕れないと、実は親指を突き指しちゃうことがあるんですよね。それが微妙にボールが変化している人達とキャッチボールをしていて一番怖いところですかね。親指を痛めてしまうと僕達トレーナーはスポーツ・マッサージもしますからね、もし親指を痛めてしまったとなると仕事が出来なくなるからなんですね。

キャッチボールで「思い出」と言えば・・・もう5、6年前になると思うんだけど、1月の自主トレーニング中にあるピッチャーと寒い日に球場でキャッチボールをやってたんですね。「今日は随分ボールが伸びてますねぇ~!いい感じですよ~!!」I君がそう言うもんだから僕は調子に乗ってガンガン投げてたんです。そうしたら50mくらいの距離だったんだけど、投げた瞬間・・・右肘に激痛が走ったんです。その年に実は一度腰を痛めてしまって僕はチーム・ドクターの病院で腰と一緒に右肘の方もレントゲンを撮って頂いたんですが、肘の内側にある靭帯がくっついている場所の軟骨が剥がれてたんです。

僕自身が初めて右肘を痛めたのは中学校の軟式野球部に在籍していた頃だったんですが、その時は軟骨には異常が無かったので、1月のキャッチボールで遂に僕の肘は「壊れた」ということになるんでしょうが、それからは40m投げるのが精一杯になってしまったんです。トレーナーになったばかりの25歳当時は70mの遠投だって出来たのに、30歳後半には40mしか届かなくなってしまった僕は「やっぱり歳には勝てないなぁ・・」などと、当時はかなり落ち込んでたんです。

今は治療院でお子さん達のボールを受けたり、子供達とキャッチボールするくらいですから、傷めた肘の痛みなんて全く感じないんですが、お子さん達が施療にやってきて「肘が痛い、肩が痛い、腰が痛い」といったような「自覚痛の辛さ」もね、僕自身が体を傷めたときを思い起こしては、「確かに辛いんだろうなぁ。」と同苦する事が出来るんです。だからプロ野球の世界で仕事をしてきて、自分自身も色んな体の不調やケガもしてきたからこそ、今こうして治療院の院長になっても、多くのクライアントさんの「痛みや苦しみ」を肌で感じる事ができるようになったんじゃないかなって思います。

プロ野球選手っていうのはテレビの中では元気に球場を飛び回っているように見えると思うんですが、実は色んな「痛みや苦しさ」を乗り越えながら、あの場所で戦ってるんですよね。一般社会で戦っておられるお父さん達、また地域や家庭の中で日々の生活を戦っているお母さん達だって、それは同じ事ですよね。今はこうして社会の中で戦っている方々との交流の中に身を置いて仕事をさせて頂いてますが、場所は変わったとしても、そこにある「痛みや苦しみ」は同じですからね。僕はここにいらっしゃるクライアントさん達の為に、共に施療を通じながら人生を戦っていこうと思ってます。それでは今日の夜はダルビッシュ投手の応援宜しくお願いします!

王さんと日本人メジャー・リーガー達

Kt1008

王さんがホークスの監督として就任したばかりの当時は万年Bクラスだったチームが、遂に1999年(平成11年)パ・リーグ優勝を成し遂げました。その間、ホークス・ファンからは「頼むから辞めてくれ」といった垂れ幕を試合時に掲げられるなど、内外からの逆境もあった中で、王監督は全ての責任を自ら受けながらも、常に選手達に叱咤激励を行いながら徐々にチームの底力を蓄え、1999年遂にパ・リーグ優勝を球団創設11年目にして掴み取ったのです。

当時、私はファイターズの1軍の専属トレーナーとして職務に付いていましたので、この王監督率いるホークス優勝が決定した瞬間、福岡ドームのビジター・トレーナーズ・ルームで試合の様子を見ていたのですが、球場で応援している観衆のどよめきが、そのまま球場施設内にまで轟き響いてくるのが肌から伝わってきたことを今でも思い出すことがあるのです。

福岡の人達の喜びがどれだけのものだったのか・・・それこそがプロ野球の醍醐味であり、「優勝の重き価値」だという事を何度と無く感じていましたが、目の前で優勝の瞬間を見てきたオリックスや西武の時とは比べ物にならないほど、王ホークスの優勝の瞬間は熱情溢れる瞬間として私は感じていたのです。

秋山へ頭部死球を投げてしまった後もマウンドを守って投げ抜いていたルーキー時代の松坂投手の姿、失点を余儀なくされ王監督に叱責されるルーキー時代の城島、王監督に指示を受けホームランを打ってしまう井口。日本人メジャーリーガーとなった彼ら三人の野球人生において、王貞治監督は「世界の王」としてだけでは無く「一人の偉大な指揮官」として存在し残っているのかもしれませんが、私にとっては「大いなる野球の神様」として今も存在し続けています。

東京・目黒区の自由が丘に住んでいた当時、私は小学校の軟式野球チームに所属していました。好きなチームは阪神タイガースでしたが、ジャイアンツの長嶋さんと王さんだけは野球少年にとって別格の存在だったのです。

そして王さんは同じ目黒区内の中根という場所に住居を構えておられたのですが、王さんの自宅前まで私は自転車を飛ばして駆けつけては、王さんが試合に向うところを待ち続けていたことがあったのです。運良く王さんが家を出てくると、必ず「おう!君達また来てるのか?ありがとう、今日も頑張ってくるよ!」と言ってくれるのです。そんな王さんが少年の私には身近な存在として感じられて嬉しくて仕方なかったのでしょう。それが私の幼い頃の個人的な王さんとの思い出になっていたのです。

当時、ファイターズがホークスに敗れたことはとても悔しかったのですが、実はこの1999年のホークス優勝が私にとっても一番感動した場面として脳裏に残っていたのは、やはり王さんがホークスの監督として初めて優勝した・・・という、その事実と、私が幼い頃にかけて貰った王さんからの言葉の中に「人間としての励ましと感謝」を感じ続けてきたからだったのだと思います。それは「人間としての繋がり」というものが、どこまでいっても「続いている」ということではないかと私は強く感じています。

指揮官と選手とは、どこかにそういった精神的な絆があるのかもしれませんが、私は王さんという人間には「確信と自信の大切さ」「常に真剣勝負」という大切な事を王さんの姿から感じ続けてきました。

昨日のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)・USA戦、日本は野球大国から遂に勝利を挙げることが出来ました。

ネット裏から見守っていた王さんの瞳には、きっと大いなる希望と喜びがあったに違いありません。

それは指揮官として自分自身の身と命を削りながら渾身を込め育てあげてきた選手達への薫陶というものがあったからかもしれないし、野球の世界に大いなる記録と記憶を残し続けてくれた日本野球界の大恩人だったからこそ味わうことの出来る喜びだったのかも知れませんが、私が幼い頃に王さんからかけて貰った言葉の中に通じている、人間としての繋がりを大切にした王さんだったからこそ許される「究極の勝利の喜び」ではなかったのか・・・そんな事を考えながらアメリカに対する日本の勝利をテレビの画面を通じ感じていました。

現場を離れネット裏から観戦している王さん・・・その王さんが培ってきた大切な精神というものも未来に亘って受け継がれていって欲しいものですね。野球は、そんな精神性やヒューマニティーを感じる、本当に素敵なスポーツですよね。




<By Youtube>

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 1of5
http://www.youtube.com/watch?v=qlFZ6rK_H9g

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 2of5
http://www.youtube.com/watch?v=7IO9fqGq0b0

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 3-1of5
http://www.youtube.com/watch?v=pD9jzmrQnDw

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 3-2of5
http://www.youtube.com/watch?v=wIndevXmBH4

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 4of5
http://www.youtube.com/watch?v=6fmcREbtEuc

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 5-1of5
http://www.youtube.com/watch?v=LgWYGfkPVkA

1999 FUKUOKA HAWKS ZONE 5-2of5
http://www.youtube.com/watch?v=NYwkD6B50kc


元気になったら又、頑張ればいいんです

Pm2786

昨日、今日と御来院下さいましたクライアントの皆様、誠にありがとうございました。

クルーダンスの練習を頑張ってきたのに腰を少し痛めてしまったUさん、今回は大変でしたね。この頑張りが次にきっと生きてくるはず。どんな状況になってもすべてに無駄はありませんよ。ここまで頑張ってくれた自分の体をまず大切にして下さい。また元気になったら頑張ればいいんです。

大丸にお住まいのYさん、治療院ブログをご覧下さったようで今日は「立派なホームページですね。」とお褒めの言葉をかけて頂きました。ありがとうございました。

なかなかブログを更新するのも大変なんですが、少しずつ時間を充てて書いてますのでどうぞこれからも治療院ブログの方にもご訪問頂ければ幸いです。カテゴリーの「音楽」の方では作品の更新も行っていこうと思っておりますので是非宜しくお願い致します。

Y様の奥様は現在ダイエット続行中とのこと・・・確かに順調だと思いますので(笑)、これからも是非気合入れて頑張って下さいね。・・っていうか、院長もダイエットしないとね。また少し増えてますからね。ヘルシーなお土産いつもありがとうございます。お父さんにも無理しないように・・宜しくお伝えくださいませ。

昨日初めてお越し下さったOさん、肩のコンディショニング&トレーニングでもし解らない事があればいつでも連絡下さい。また宜しくお願い致します。

それから・・・いつも素敵なお写真を送って下さるTさん、ありがとうございます。今日も治療院ブログを素敵に飾って頂きました!

それから・・・昨日の夜、お電話を頂きましたSさん、ご予約を受けられず大変申し訳ございませんでした。是非又のご予約をお待ちしております。宜しくお願い致します。

また金曜日からクライアントの皆様、宜しくお願い致します。

元JリーガーAさんが初めて訪れてくれました

今日も日中は暖かったですね。どうも今日は日曜日らしくない・・・と言ったらちょっと変なんですが、そんな感じの日曜日でした。

そうそう!今日は読売ベルディーに在籍されていた元Jリーガーの方が初めて横浜・多宝堂治療院に訪れてくれました。誠にありがとうございました。

ご近所にはベルディーのジュニア・ユース・チームに在籍している小学生の男の子が治療院をたまに利用してくれているんですが、今日訪れて頂いたAさんも、実はベルディーのジュニア・ユースに在籍していたそうなんですね。

僕自身、あまりJリーグ界の事は詳しくないんですが、同級生とか後輩にはJリーグ・チームのトレーナーをやっている人が数名いるんですよね。それで今日はAさんに色々とご質問させて頂いて現状のサッカー界のお話などをお伺いさせて頂きながら施療を行いました。

しかし今までプロ野球界も色々とありましたが、Jリーグ界も様々な過渡期を経てきたんですね。でもまだまだプロ野球界の方が恵まれた状況の中で選手活動できる・・・というのがAさんのお話から理解出来ました。サッカーは26歳くらいで引退する選手が多いそうですから、野球選手の方がぜんぜん長生きできますもんね、確かにお金を稼ごうと思ったら野球なのかな、やっぱり(苦笑)

でもお金だけじゃ無い部分もありますし、これから又、Jリーグ界も第二幕目がきっと始まりますよね。小さいお子さんの中には本当に頑張っているお子さん達も沢山いますしね、まだまだサッカー界もそういったお子さん達がプロになる頃には時代が大きく変わってるんでしょうからね。それでもうちの子達はちょっと厳しいのかな・・・やっぱり(苦笑)

Aさん、また色々とサッカーについて教えて下さい。今日はどうもありがとうございました!
お子さん達への指導も体力勝負だと思いますので、是非たまに横浜・多宝堂治療院に来て全身のケアをしに来て下さい、お待ちしております(*^_^*)

それからいつも川崎からお越し下さるYさん御夫婦が久しぶりに施療を受けに訪れてくれたんですが、今日はお二人とも最近体調を崩されていたようで、だいぶ疲れが溜まっておられましたね。お二人ともお若いから仕事もバリバリこなしながら、ずっとスポーツも続けてますからね・・・いくら若いからといってもそりゃ疲労だって溜まりますよ。

でも施療が終わった後にお聞きしてみると・・・「だいぶ楽になりました。」とYさんパパ。良かったですね。奥様も施療が終わる頃には顔色が良くなってきて薄桃色になってましたからね、きっとすぐに良くなりますよ。院長も今日は全魂込めて治療させて頂きました。来週は沖縄市のマラソン大会に御夫婦でまた行かれるとの事でしたので、沖縄でゴーヤーチャンプルーでもしっかり食べて元気を付けて帰ってきて下さいね。

ということで・・・初めて御来院下さった元JリーガーのAさん、久しぶりに訪れて下さったYさん御夫婦、今日は誠にありがとうございました。それでは明日も又、クライアントの皆様どうぞよろしくお願いいたします。

青少年への薬剤教育とアンチドーピング

Yhtd100613

最近マスコミでも報道されてましたが、抗インフルエンザ薬の服用でベランダから人が飛び降りて死亡するといったような話を良く聞きます。西洋医薬というのは外見からは判断できないような様々な「脳」への作用があります。例えば鎮痛消炎剤の中には「眠気」を催すので、服用後は車の運転を控えるように促されているものや、アレルギー反応を及ぼす可能性、それから肝障害や腎障害などを起す可能性など・・・それこそ生命保険の契約書に書かれているあの「小さな文字群」のように細かく書いてあります。

プロ野球のトレーナー時代、所謂「ドーピング制度」が日本のプロ・スポーツ界にも取り入れられてきましたが、ステロイド系の薬品や向精神薬などのような神経の興奮を促す類の薬品が入ったものは全てドーピングに引っかかる為、これらの薬を使用させないようNPBのドーピング委員会から通達が出されたのですが、西洋薬というのは様々な化学物質で構成されていますから、それこそ一つ一つの取り扱い説明書をしっかり読んでおかないと、たまたま飲んだ薬にドーピング禁止薬物が入っていて、もしそれを選手が飲んでしまったとなれば大変な騒ぎになる可能性もあるわけです。

私達の身の回りにはあらゆる西洋医薬というものが存在していますが、それらは簡易な言葉で・・・例えば「風邪薬」「痛み止め」だとか「胃腸薬」「目薬」のように「症状」や「部位」によって判断しやすくなっているんですね。しかしこれらの薬品の成分までは通常誰も見ないし、もし読んだとしても「塩酸エフェドリン」だとか「プレドニゾロン」なんて書いてあったって良く解らないわけですよね。

ドーピングというのは「選手の健康にとって潜在的に有害で、かつ/又は競技能力を増幅させる可能性がある手段(物質あるいは方法)を使用すること、あるいは、選手の身体に禁止物質が残存している、あるいは禁止物質、又は禁止方法を使用した証拠が認められることである」とありますが、ドーピング禁止の理由とは「スポーツにおけるフェアプレー精神に反する行為であること」「選手の健康を損ね、場合によっては生命をも奪う危険性を持つこと」「薬物の習慣性や青少年への悪影響など社会的な害を及ぼすこと」というものです。

ですから薬物(医薬品)というのは、健康を取り戻す為のものであるという良い面と、その反対に過剰に服用したり意図的に服用してしまうと不健康になってそれが社会悪に発展する可能性もある・・・という一面を持ち合わせているという認識がされているということになります。

近年、一流大学の学生達が大麻の種をインターネットを介し購入して、自分で栽培しながら大麻を使用して逮捕される・・・といったような報道が流れていますが、薬物の影響というのは様々な形で人間を良くも悪くもするという二面性があるということを感じるのは、こういった大麻に限らず、市販の一般薬であっても同じではないかと思いますよね。

インターネットを介した医薬品販売規制に対して販売する側は異を唱え利用者への配慮や便宜上の問題を掲げていますが、青少年などへの影響を考えると実際は難しい問題ではないかとも思います。いずれにしても私は青少年に対してまず医薬品に関する最低限の知識を学ばせておくことは不可欠ではないかと思いますし、何故ならドーピング規定の中でも謳われている通り、「健康にとって潜在的に有害」である薬や「健康を損ね、場合によっては生命をも奪う危険性を持つこと」という多次元的な薬というものの存在を知っておくことで子供達が自分で薬を服用しようとする際に、しっかりと自己判断が出来る状況が生まれるようになれば良いと思うからです。

アンチドーピングはスポーツ界の次元で起こった自浄問題でもありますが、是非一般の学校教育の中にあっても薬剤(医薬品)に関する常識・問題などを授業の中で積極的に取り上げて欲しいものです。

大企業こそ尊き人の道を・・・

Pm0415

IBM、SONY,Canon,TOYOTAなど日本の大企業が軒並み年末に入り、大幅な人員削減(リストラ)を図って、今後の経営難局を乗り切る旨の発表をしているそうですね。

それから来年度の大卒就職内定者の内定取り消しなどの報道が取りざたされておりますが、こういった状況を見ていても世界的な不況の波が徐々にこの日本にも顕在化してきていることを理解せざるを得ません。

クライアントさんの中にも自動車業界、不動産業界、金融保険業界、建築業界など不況の煽りをまともに受けているであろう各種業界に勤めておられる方々がいらっしゃいますが、ここ11月以降に入ってからはそのお姿をお目にかかることも少なくなったということからも、仕事上の難局を日々闘っておられるだろうことを僅かながら感じないわけには参りません。

私たちのような一般社会を基軸とした庶民層は経済的運航がしっかり循環し、滞りなくあるときにはそれなりに安泰ですが、エネルギーの高騰や生活費の高騰、それからあらゆる消費物の高騰によってあらゆる面で生活の不足に迫られます。

そしてエリート層にとっては、経済危機そのものが対岸の火であったとしても、一般庶民にとってはそれこそが火の車であり、そういった格差の中で生きなければならない因果解決の方途として、一体何が必要で何が不必要なのかさえ判らなくなるような倫理観と価値観が、人々の不誠実、不信感と退廃性に繋がらないように、僅かながらではありますが今後の政府の経済対策に関する期待に留まるところであります。

大企業にとってそこで働く人間が使い捨て可能な「もの」であったとしても、人間の尊厳とは「同じ命を有する者同士の互いの労り」にあるはずです。企業というものが労働者を簡単に切ることが出来たとしても、そこで働く各労働者の家庭には妻や子供達という「人間としての繋がり」が存在しているのです。

お父さん達はリストラされたからといって妻や子供たちを簡単に切ることが出来ますか?そんな事は出来るはずがありません。

企業単独の利益優先という価値観のみにおいて、もし人間の尊厳を破ってしまうのであれば、それこそ企業の将来的展望など誰が信用出来るというのでしょうか。恐らくそういった一企業の利益優先に関する矛先の中に予見し得ることは、後進的な非人道性、非倫理観の連鎖が拡がるばかりではないかと思います。たとえそういった生活の難局を企業という大きな船に課されようとも、一庶民の底力は無限大であるはずです。そしてこういった時にこそ庶民の底力というものが難局に遭って試されてくるのではないかと感じます。

この世で生きていく上で真に大切な事とは、誠実さであり、互いの信頼感であり、約束を果たしていく・・・ということではないかと思います。

こういった社会の中枢で多くの人材を集めてきたであろう大企業というものが、この経済難局を乗り切る為に、その多くの人材を簡単に切ってしまう・・・という価値観の中にこそ、実は世界的不況の根源が大きく横たわっているということを少なからずともここに至って感じないわけには参りません。

このような局面を雲の上から眺めている方々の行く末をただただ案じるばかりですが、懸命にその雲の下で闘っておられる方々の為にこそ、僅かながらでもここ横浜・多宝堂は存在していきたいと願っております。

夢を実現させましょう

Ms4115_2

 

昨日は久しぶりに川崎からいつもお見えになるY夫妻が施療に訪れてくれました。来週はいよいよ「ホノルル・マラソン出場」の為に、ハワイへと向かわれるそうなんですね。

奥様はOL&主婦&マラソンランナーで、今年はマラソン大会出場が全部で7レースになるんだそうです。凄いですよね?

だって主婦だけでも大変だろうに、OLとして仕事もこなしてマラソン大会に7つも出場ですよ。凄いパワーの持ち主だと私は思ってます。旦那様も今回はホノルル・マラソンに出場する為に、日頃からランニングを行って準備してきたそうなんですね。今回は足がパンパンに張ってたんですが、奥様と完走を目指して気合充分って感じでした。

こういったお若いご夫婦が、ライフ・ワークの中で健康に対するモチベーションを常に保ち続けながら、目標を定めて常に努力をしている姿を見ていると、本当に清清しいし素敵ですね。二人三脚で是非ホノルル・マラソン完走を目指して頑張って欲しいと思います。昨日はありがとうございました!

それから近隣にお住まいの大学生であるYさんは大学のサークルでクルー・ダンス部に所属しています。毎日毎日ダンス・サークルの練習で家に帰ってくるのが常に9時をまわっているようですが、Yさんは弱音も吐かずに今まで頑張ってきたんですね。偉いですね。施療後にお話しを伺うと「次回のライブは裏方なんです。」Yさんがそう言いました。

でもまだまだこれからですよ。裏方も大切な「役」なんです。その役をしっかり果たしていけば必ず、次回は「主役」もあるんじゃないかな?私はそう思ってます。Yさん頑張っていきましょう!

若い人達もそれぞれの人生の中で毎日毎日小さな努力を積み上げながらライフ・ワークを充実させていこうと頑張ってます。そんな姿を見るのが本当に嬉しいし、私の励みになってるんです。若さって本当に羨ましいですね。

でも院長もまだまだ老け込んでなんていられません。とにかく小さなことから積み上げていきながら必ず夢を実現させていきますよ。その為にこうして語り合いながら、これからも皆さんのご健康と幸せの為に、努力を惜しまずに毎日毎日汗をかきながら頑張っていこうと思ってます。

Yさんご夫妻もYさんも是非夢を叶えながら、幸せな人生をお送りください。どうもありがとうございました!

Acoustic Guitar Freak Vol.5 - LUIGI MARIOTTI

Yg033

今日はYさん夫妻が治療院に訪れてくれました。私の音楽関連ブログである「Acoustic Guitar Freak」シリーズは、Yさんのギター・コレクションのご紹介ということで始めさせて頂いたわけですが、既にVol.4までご紹介したもののスポーツ障害関連のブログを綴っていたら、スケジュールが調整出来ずにいたので、 Vol.5をいつやろうか・・・ということで、やっとご紹介できる運びとなりました。

ということで・・・今回ご紹介させて頂くのが、何と!高校時代に音楽の時間で良く弾いたクラシック・ギターです。このクラシック・ギターは【LUIGI MARIOTTI】というルシアー・ギターだそうで製作年が1967年だということでした。ということは私の1歳年下(つまり弟?)なので、何となく親近感の湧いてくるギターだったんですが、これが通常のアコースティック・ギターとは比べ物にならないほど演奏するのが難しかったのです。

アコースティック・ギターというのはネックが細い為、グリップ(ネックを握ることね)するのが楽なんですが、クラシック・ギターというのは結構ネックが太いんですね(知ってる人は知ってますよね)

指をしっかり立てて弦を押さえなければきちんとサウンドが出ないというのもクラシック・ギターの特徴だと思いますが、今回は日頃から趣味で弾いてきた楽曲を【LUIGI MARIOTTI】で初チャレンジさせて頂きました。


Yg032

しかし【LUIGI MARIOTTI】はボディーのサイド&バックがハカランダということもあって、サウンドはややマイルドながらダイナミック・レンジの広さが際立つ「心地良いけれどトリッキーな音も素晴らしい年季の入ったギター」でしたね。さすがYさん、耳が肥えてます。

少年野球~軟式と硬式のどちらを選択したら良いのでしょうか?

私はトレーナーとしてプロ野球の世界で多くの新人選手達の野球歴を調べてきました。これは小学生から高校生までの時期に、軟式野球、硬式野球のどちらを選手達が行ってきたのか?という情報や、それまでポジションは何処をやってきたのか?というものです。更にその途上において、どのような程度のケガ(既往歴)をしてきたのか?途上で肩や肘に問題は起こらなかったのか?という事を入団時に調べておくことで、その後のプロ野球生活によって起こるであろうスポーツ障害を予測しながら、新人選手達の今後の育成やメディカル・チェックに役立たせていく目的で調べてきました。

そういったデータを積み上げながら私自身が心の中で感じてきたことは、もし小学校2,3年生からピッチャーというポジションを望んで野球を始めるのであれば、私は軟式野球から始める事を薦めたいと考えています。何故ならそういった時期に硬式のボールで投球を開始するとすれば、およそ年齢が7歳、8歳からですから、もしその後に投手を続けて高校、大学、そして社会人やプロに入団したとすれば、大学4年生まで野球をやっている時点でも「学生時代に14年間、硬式ボールで投球を続けている」ことになるからです。

しかしもし小学校、中学校時代に軟式野球を行って、その後の高校から大学時代の学生時代に硬式野球をやったとしても「硬式ボールでの投球はおよそ7年間」で済むことになります。これは肩肘にとっても非常に有利な点が多いように思います。要は人間の体というのは鍛錬もされますが、身減りもする・・・ということなのです。

特に肩・肘・腰というのは野球の動作で負担の及びやすい部位であり、もしそこを故障してしまうと最も選手生命を短くしてしまう元凶となるものになります。これらは私自身がデータから読み取ってきた、選手達の将来的な予測と現実を照らし合わせて感じてきた部分ですが、もちろん「例外」もあります。

そしてその例外・・・というのは、所謂 もって生まれた選手個人の天性の身体的な強さであり、それは後天的に鍛錬され培われていく類の強さ以外の部分であり、私観で述べたのはあくまでも平均的な選手達の現実に照らし合わせた上での考えになります。

ですから今後、お子さん達がどのような野球歴を迎えていくにせよ、その結果として故障に結びつく前に、何らかの手立てや方策さえ出されるのであれば、軟式であっても硬式であっても、本来はどちらでも良いのではないか?という部分を兼ね備えた中で、「安全策」として、中学校まで軟式であっても良いのではないか?というのが私の感じてきた回答・・ということになるのです。

もう10年以上前になりますが、大学から一人の新人投手がファイターズに入団してきました。彼は高校まで軟式野球をやって大学生になって初めて硬式野球を経験した・・・とのことでした。しかしそのような野球歴であっても、有能だと判断されればプロ野球選手になれるのです。だから何が何でも硬式を早い時期から始めなければ、プロにはなれない・・・というのは迷信ではないかと私は思います。

昔 ヤクルト・スワローズに荒木大輔選手という素晴らしいピッチャーがおりましたが、リトルリーグからピッチャーをやって少年時代に世界大会まで行き、高校時代は甲子園で投げ抜きながら、その後にプロに入団してきました。しかしプロ入団後には10年を経ずに肘や腰などの故障を起して結局、短命に終わってしまったのを皆さんもご存知ではないかと思います。

それだけ硬式ボールによる投球は肩肘に負担がかかるものであるということは認識しておいた方が良いと思います。(もちろん上記の理由から例外もありますが・・・)

そしてこれは軟式・硬式に関わらず、ボールを投げる動作では肩肘の関節に負担が及びやすい・・ということを大前提にお話することですが、ピッチャーと内野手・外野手では試合時の投球数は桁違いに違う・・ということになります。少年野球のチームでも、ピッチャーはある程度コントロールが良くてスピードもあって、ゲーム運びが計算出来るチーム内の優良選手に任せることになりますから、そういったセンスをお持ちのお子さんはピッチャーを任せられることが非常に多いと思います。

バッティングに関して言えば、少年野球というのは金属バットで行っていますから、それほど負担はないだろう・・・と考えられていますが、軟式のボールと硬式のボールでは、バットにボールが当たった時の衝撃が全然違います。やはり硬式のボールは軟式のボールに比べれば硬いですし重たいのですから、たとえ金属バットであっても硬式ボールの方が肩や肘、手首に関する衝撃は強いものとなります。

もし小学校の高学年から硬式野球を望んでいるのであれば、まず「チームを選ぶ」というよりも、そこに存在する「指導者」そのものの質を見極めて決めるべきではないかと私は思います。投球動作やバッティング動作、走動作や守備動作といった野球の基本的な動作そのものをきちんと理解させ教えてくれる指導者がいなければ、硬式野球を行っていく上でそこに有効性が見出せません。だからまず指導者の質を見極めておく事は大切です。

それから運動レベルとしては、硬式野球は軟式野球よりも高いレベルが求められていきます。特に肩肘の強さはもとより、下半身や腹背筋のしっかりとした土台が無ければ、硬式野球は故障に繋がりやすいスポーツとなります。現時点でそういった基本的な身体能力や身体機能がしっかり備わっているのであれば、小学校高学年から硬式野球を行っても良いと思いますが、最終的には投手から入るよりも、内野手から入っていくほうが体の使い方や投球の基本動作、それからバッティング動作を見につけていく上では将来有利な点が多いのではないか?と考えています。

内野手というのは「足を使って投げる」基本的な動作が備わっていきますから、ピッチャーのように「静止した状態からボールを投げる」という特別な投球を行うことが少ないのです。ピッチャーはこういった「特別な体の使い方」と試合や練習での「投球数」が多くなる為、少年時代に投手で野球を続けいけば、その後も投手でプレーしていく傾向にありますので、それが肩肘を壊していく一番多い要因ではないかと思います。

プロ野球選手の中には甲子園を投げ抜いて優勝したような投手も大勢入団してきますし、そういった選手達の中にはリトルリーグから野球を始めている人達も沢山いるのですが、プロで長い期間、ピッチャーを継続するとしても、肩肘そのものは彼らの「資本」であり、「武器」となります。もし肩肘を故障してしまえば、活躍することも出来なくなりますから、そういった点で考えていくと、あまりにも長い期間、投手生活を送ることになれば、当然それらの力はいつか落ちていくことになります。

横浜ベイスターズの工藤投手や阪神タイガースの下柳投手のように40歳になっても若手に負けず劣らずで投げ続けているのは、ほんの氷山の一角ですから、それ以外の投手達は30歳~35歳の間に「身体能力の限界」でプロ野球界を去ってしまっている・・・ということをまず考えていかなければならないと私は感じています。

大学まで野球を続けてプロに入れば、22歳~35歳がプロ野球人生の基本的な年数となります。高校卒業と同時にプロに入団出来たとしても、即 レギュラーで活躍出来る人は限られてきますから、およそ「15年の期間」がある程度の限界年数であり、それ以上の年数をプロ野球で生き残っていく為には、それまでの実績やそれ以外の功績によってチームに残ったり、トレードなどで新たな自分のポジションを得ていく必要があります。

工藤投手にしても下柳投手にしても幾度と無くチームを渡り歩き、マウンドからボールを投げ続けてきましたが、肘への負担から途上で手術を行って投げ続けてきたのです。彼らのようにどれだけ強い肉体を親から授かったとしても、ピッチャーというのはそれだけ肩肘に対する負担は大きく、それだけ体へのケアやコンディショニングは欠かせなかったし、それをしっかり行ってきたからこそ、40歳を過ぎても現役でいられる・・・ということになるのです。

そういった基本的な流れを見ていくと小学校低学年では軟式野球で「基本の投球動作」を身につけながら「体力を養う」ことが眼目となりますし、もし小学校高学年から硬式を行うのであれば「野球の身体能力=投げる、打つ、守る、走る」を体力向上と共に養えるような環境のある「チーム」を選択しておく必要がある・・・ということになります。

これは上を目指して野球をプレーさせたい・・・と考えている親御さんにとっても、お子さん達にとっても大きな課題であると思いますが、肩や肘への負担が及ぶ前に考えておくことは、やはり「足腰=下半身(足首、ふくらはぎ、膝関節)、体幹(腹筋、背筋、股関節)」の強化です。

その大切な体の基本的な動作を身につけさせたり基礎体力の強化を行って故障を発生させないように行わせているチームでは、当然 肩や肘の故障は少ないはずです。そしてそれが中学校や高校で野球を行わせていく、行いたい・・・という希望や目的の上で、一番押さえておかなければならない大切なポイントになっていく・・・ということになります。

軟式や硬式のどのようなレベルにチームがあったとしても、お子さん達に対してまず一番に求められるものは野球が上手である・・・ということの前に「ケガに強い選手=野球の上手なプレーヤー(投げる、打つ、守る、走るといった一連の野球の動作がそつなくこなせれば、故障の危険性は低いものです。)」に育てていく必要がある・・・ということです。

また野球技術というのは体力の上に積み上げられたもので、もし「投げる、打つ、守る、走る」といった基本的な動作に対する基礎体力が伴っていかなければ、その技術を有効に培っていくことが出来ないのが当然であるとしても、それは少年野球に限ったことではありませんしプロ野球選手であってもそれは全く同じことなのです。そして故障が多ければ所詮、長い期間に渡って選手活動を行うことが出来ないのは言うまでもないことだからです。


ファイターズ時代の旧友・芝草宇宙が訪れてくれました

今日は昔懐かしい旧友が施療に訪れてくれました。愛車の真っ白なジャガーに美しい奥様と二人の可愛らしいお子さんを乗せて横浜・多宝堂治療院にやって来てくれたのは、北海道日本ハム・ファイターズ時代の友人である芝草宇宙君です。

名前は宇宙と書いて「ヒ・ロ・シ」と呼ぶんですが、実はチームメイト皆んなから「うちゅう」って呼ばれてたんですよね。私が日ハムに入団したときに彼はすでに帝京高校から日ハムにドラフトで指名されて入団しておりましたから、彼の方がプロ野球界の先輩なんです。だから年齢は私より三つ年下ですが入団したばかりの頃は随分先輩風を吹かされてましたね(苦笑)

でも1軍で芝草君が先発していた当時から私も1軍に上がってトレーナー活動をしてきたので、約10年間芝草君と共にファイターズの最前線で戦ってきた旧友なんです。こうして今でも私の治療院を訪ねて来てくれるんですから本当にありがたいことですよね。感謝してます。今日はジャージやTシャツをわざわざ私の為に持って来てくれたので、スポーツマッサージにも力が入っちゃいましたが、久しぶりに身体を触った感じでは、だいぶ疲れがたまってたんでしょうね。腰とか背中がかなり硬くなってました。芝草君が施療中に「やっぱり諏訪さんのは効くなぁ・・・」と言うので、私は「相変わらず硬いけど、最近はプロドラマーの小○さんというお方がマッサージにいらっしゃるけど、その方のほうが絶対に芝草より硬いよ!」と言って、彼を少し驚かせてみました。でも芝草君も結構硬いんですよ。だから彼のおかげで真のプロフェッショナル・スポーツマッサージ師になったんじゃないかな?なんて思いますよね。

もっとも身体の硬い選手達っていうのが一番マッサージを受けに来てましたから、当時に比べれば今の仕事は10分の1くらいの労力で済んでますね。まぁ年齢も40を過ぎてますから、差し引いても今の方が仕事は楽にこなしてますが、色んなご相談をお受けするので、そういった対応の方が大変と言えば大変なんですけどね。

芝草君は現在はプロ野球解説者としてGAORAなどに出演したり、野球教室や講演会などで日本全国忙しく動き回っているようですから、きっと毎日の仕事も大変なんでしょうね。お子さんもまだまだ小さいようですし、健康に気をつけながら、疲れたら体を癒しに横浜・多宝堂治療院に寄って欲しいと思ってます。それから事務所の女子アナさん達にも是非宣伝しておいてくださいね・・(

今日はどうもありがとう宇宙!

『KENSO』の清水さんが訪れてくれました!

昨日は日頃からいつも横浜・多宝堂治療院をご利用頂いてきたスーパー・ロック・ドラマー小森さんのご紹介で日本屈指のプログレッシブ・ロックバンド『KENSO』のリーダー兼ギタリストである清水先生が初施療に訪れてくれました。ご存知の無い方もおられると思いますが清水さんはプロ・ミュージッシャンでありながら現役の歯科医師さんでもあります。今回初めて清水さんにお会いして施療後にも色んなお話をお伺いさせて頂いたのですが、実は六角橋で歯科医院を開業されている院長先生なんだそうですね。いや本当に凄い方がいらっしゃるもんですね。

私も若い頃からそれなりに色んな音楽を聴いてきたのですが、ことプログレッシブ・ロックとなると中学生くらいの頃にピンク・フロイドやイエスといったバンドの音楽を少しかじった程度だったのです。まぁそれよりも音楽的なお話をお伺いしたというよりは、清水さんがどうして歯科医師と音楽の道という両側面を並行して職業として保ちながら今まで人生を歩んでこられたのか?というお話を少しばかりお聞かせして頂いた中で「かくも大変な道を音楽に関してはやはり楽しみながらずっと行ってきたんだなぁ・・・。」ということが理解できる程、特にギターに対する熱い思いであるとか、ロック・ミュージックに対する情熱がそのまま、お話されているお姿や口調から本当に伝わってきました。いや・・・本当にカッコいい人生を歩んでいらっしゃるお方です。

もちろん歯科医師として開業されているからには当然、医療現場の中で色々とお悩みになる出来事も多々あると思うのですが、音楽活動でh創造的な清水さんという人間の持つ音楽的人生のパノラマ映像をお人柄から感じさせて頂くことが出来ました。

『KENSO』の音楽は私も少しだけ聴いたことが有る程度だったんですが、変則拍子だったり民族楽器が奏でられていたりと創造性豊かなストーリーを感じさせてくれる芸術性に富んだ作品なんですよね。こういった本物の音楽っていうのはなかなか私達の耳に届かないんですね。最もテレビで日頃から放映されている音楽というのは「商業音楽」ばかりですからね。

清水さんは高校時代から『KENSO』というバンドを開始されて既に30年近くこのバンドを続けてきたそうなんですが、それだけでも凄いことですよね。ドラマーの小森さんも途中からこのKENSOに加入されたそうなんですが、「とっても良いバンドだよ。」と仰っておられていたように、外国でも非常に評価の高いバンドなんですよね。いつか是非ライブに足を運ばせて頂こうと思ってます。(実は18日の川崎クラブチッタでのライブにお誘い頂いたのですが、予定が入っていたので行けなかったんですよね・・・本当に残念な事をしましたが、次回は絶対に行かせて頂きたいと思ってますので是非誘ってください!)

清水さんが今度いらっしゃった時にKENSOのライブDVDを持ってきて見せて頂けるとの事・・・とっても楽しみにしています。音楽が好きな皆さんも是非『KENSO』の応援を宜しくお願い致します!それから清水さんが鍼施療を行ったのは昨日が『生まれて初めて』だったそうなんですが、『とても心地よかったです。ぜんぜん痛くないんですね鍼って・・・』そう仰って頂けたことが本当に嬉しかったですね。スポーツマッサージも『凄い効いてますよ!』と施療中はほんとに心地良さそうにゆったりとお時間を過ごされたようでした。

歯科医師としてもミュージシャンとしてもきっと超多忙な生活を送られていると思うんですが、いつまでもお元気な身体を維持されながら、どちらの世界でも活躍されることを祈っております。また体が少し疲れたときには、是非ここ横浜・多宝堂治療院にお立ち寄り下さい。心よりお待ちしております。